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寝付けないからもう起きることにした。
ちーくんも来るし、軽く片付けもしないとと掃除を始め、洗濯などもまわした。
そろそろ起きてくるであろう蓮くんに朝食を作ろうとセットしておいた炊飯器を開けた時…
「……っ！！……ふぅ…っう…」
猛烈な吐き気にトイレに駆け込んで戻す。
ご飯の匂いがダメ……
これは頭痛のせいじゃなく、悪阻なんだって気がついた。
「………ぅう……っ……」
吐くものもないのに治まらない吐き気が辛くて堪らない。
なんも出ないのに嘔吐くことを繰り返す私の背中を大きな手がさすってくれる感覚がして、吐き気が治まったタイミングで振り返るとやっぱり蓮くんがいた。
蓮「A…大丈夫？」
「ごめっ……起こした……」
蓮「Aのせいじゃなくただ目が覚めただけだから。…悪阻？」
「…んっ……多分……っっ」
気持ち悪いのに嘔吐くだけで、何も吐くものがないから吐くことができない。
蓮「辛いな……」
蓮くんがさすってくれるだけでも安心する。
お水も持ってきてくれてたみたいで、渡してくれるも少し飲むとそれすら吐き気に変わってまた嘔吐く。
「……はっ……れ……んく…ん」
蓮「ここにいる。大丈夫。どうする？戻る？」
「ん……戻る……」
蓮「抱えるよ」
ふわっと抱き抱えられて寝室に連れて行ってくれた。
蓮「…吐き気だけ？」
「ん……気圧……なのか…頭痛も……」
蓮「頭痛もか……辛いな…」
「……ごめ……ご飯の匂い……ダメで……」
蓮「本格的に始まっちゃったね」
「……ぅう……っ」
蓮「ここに吐いていいから」
さっきから蓮くんはずっといてくれるのに、お水やいつ私が吐いても大丈夫なようにビニールをつけた洗面器を用意してくれていたり。
私の背中を擦りに来る前に多分準備してくれたんだろうなって…
蓮「…Aは今日はゆっくりして？」
「ん…でも…」
蓮「千紘くんは俺と父さんで見るから。Aには母さんについててもらうし」
本当だったらそんなの悪いよってなるんだけど…その体力すら残ってなくて、甘えることにした。
少しして、ママとパパが来てくれて、即座に私の様子をみて状況を察したママにもゆっくりしてなさいと言われた。
でもこんなのはまだ序の口…だぅた。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます！他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (9月13日 22時) (
レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2023年9月9日 13時
