I wanna share all of happiness【Ren.M】

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「…ここにね、赤ちゃんいる。」


私の言葉に目をこれでもかというくらい丸くして驚く蓮くん。


蓮「…A、おめでとう…そして、ありがとう」

「…っ…ありがとうっ…蓮…っくん」


待ちに待った2人の赤ちゃん。
蓮くんに抱き寄せられ2人でぎゅっと抱き合った。



蓮「…っはー…やべ、嬉しすぎる」

「みて、これ」

蓮「うわー！！！初めてみた。」


エコー写真をみせると、なんかよく分からんけど、やばいわって大興奮の蓮くん。


「ねぇ。蓮くん？」

蓮「ん？」

「前に妊活始める時に、その…病気との兼ね合いとかでハイリスクになる…って話あったの覚えてる？」

蓮「うん。」

「それで、その薬とか、今後のお話を明日先生のところに聞きにいかないとで…蓮くんか、ママとかでもいいんだけど、誰かと一緒に来てって言われてて」

蓮「………明日………はちょっとどうしても休めないな」

「急だったからそうかな！って思ってて、、せっかくなら今からママとパパにもサプライズしに行かない？」

蓮「んはっいいね。家にいるかだけ確認してみる」



蓮くんがママに電話してくれて、家にいるみたい。
今から少しだけ顔出すって話をして、車に乗り込んだ。


蓮「これ掛けて」

「寒くないよ？」

蓮「冷やしたらダメでしょ」

「はぁーい笑」


急に過保護度が増した蓮くんの言うことを聞いてひざ掛けをかけて出発。
お家について玄関を開けるとすぐに出迎えてくれたママ。


蓮母「いらっしゃーい！」

蓮「今日、用事済んだらすぐ帰るから」

蓮母「何。用事って」

「ママとパパに渡したいものがあって」


リビングにいくとパパ。


蓮父「おう。」

蓮母「Aちゃんが私たちに渡したいものあって来てくれたんだって」

蓮父「わざわざ…しかもなに？渡したいものって」

「これ、お2人で開けてください」



蓮くんの時同様箱を渡すとなになにー？と楽しそうに開けるママ。そして開けた瞬間固まる2人。



蓮母「…えっ！？」

蓮父「本当に！？」

「赤ちゃんが…できました。」



もうそこからはおめでとう〜！！と祝杯ムード。

祝杯ムードのなか、明日のことを伝えるとママがもちろんついて行くわと言ってくれた。

本当にすぐ家に帰ってきて、蓮くんにもうひとつの報告。



「蓮くんもうひとつ報告があって」

蓮「なに…」

「実は担当の産科医さんがね、阿部亮平くんの奥さんなの」

蓮「………は！？」



蓮くんはまた固まっちゃった。

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