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ピンポンと家ドアの方のインターホンが鳴って急いで玄関をあける。
「いらっしゃーい」
千紗「おじゃましまーす」
千紗にエルゴで抱っこされてるのは千紗の息子の
千紗「やっぱりこの家何度来ても慣れない笑まじホテルじゃん笑」
「あはは!私も蓮くんと住み始めたとき同じこと思った笑」
千紗「しかし広い家笑」
「旦那のおかげです笑」
千紗「はい惚気〜笑」
「惚気で悪かったですねぇー!!」
ほら食べよ〜って作っておいた料理を温め、千紗の前だす。
千紗「相変わらず料理も上手いねぇ?」
「多忙な旦那の健康管理が私の仕事だからね〜なーんて笑」
千紗「Aほんとに働かないの?」
「んー…迷ってはいる。でも、それで家の事は疎かにしたくないし、蓮くんに負担や迷惑もかけたくないからなぁ…」
小さい頃から施設ではお手伝いをすることが好きで、中でも料理が大好きだった。
暇さえあれば、厨房に入れてもらって、お手伝い。
中学生くらいになってからはお菓子作りなどにもはまって、施設の先生とかからも勧められ、調理系の学校に進学、大学も栄養学などが学べるところを選び、卒業。
好きだったことを極めるのは全然苦じゃなくて、むしろ楽しくて成績も上位のほうだった。
就職先も決まってたものの、病気が発覚。蓮くんとの結婚の予定もあったし、就職先にも説明の上辞退。新卒での就職はせず…今は専業主婦状態。
でも在学中に仲良かった友達にホテルの調理で働いている子などがいて、一緒に働かないか…なんてお誘いも貰ってるけど…
千紗「料理を仕事にしたいってずっと言ってたじゃん?」
「うん…でもさっきも言ったけど、蓮くんに負担や迷惑かけるのは嫌。あとほら、持病のことその子には言ってないし」
千紗「でも、それも理解のうえで彼はAと付き合って…結婚することもきめてくれたんでしょ?まあ、持病のことについては確かに…」
「持病関して…こればっかりはその日その日で症状の善し悪しもかわってくるし…仕事自体ただの足でまといになりそう」
千紗「A自身がそこまでいうなら…私は強く言わないけどさ?1回相談するのもありなんじゃない?」
「…相談かあ」
千紗「するだけタダなんだから!」
「うん。わかった。」
それからは千紗の旦那さんの愚痴や、育児のこと、千紘くんのこと、もちろん私も蓮くんのこと…ひたすら話しまくった。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます!他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです!よろしくお願い致します! (9月13日 22時) (レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:na_chu | 作成日時:2023年9月9日 13時