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「……ん…」
なんかすごい熱い……
そうだ…だるくて熱出始めだったから寝たんだった……
蓮くん……いない…
「…水」
ベッドサイドにあるマグカップ。
多分蓮くんが私のために用意してくれたんだろう…
ぼーっとするなかそのマグを掴もうとするもこんな時に限って指に強ばりがあって、うまく持てない。
何とか持てた…と思ったら
「…あっ…」
掴みきれずにマグごと床に。
ゴトッって大きな音にパジャマは入ってた水が溢れてびしょ濡れ。
「…も…やだ…」
熱も上がってるからつらい。
でもこのままにしておく訳にもいかないからどうにかしようとすると
ガチャ
蓮「A…？大丈夫？」
「…蓮くん…」
蓮「…ゴトッて音したけど……あ、もしかしてマグ…？」
「…うまく持てなくて…落としちゃって…水も溢れちゃった」
蓮「大丈夫大丈夫。…熱……あがってるね。」
「指…強ばってて」
蓮「痛い？？」
「んーん。痛みはそこまで無い。」
蓮「それなら良かった。マグは？足に落としたりしてない？」
「……大丈夫」
蓮「…A？泣かないの」
「…んっ…」
蓮くんの優しさとこんなことすら出来ない自分が悔しくて涙がでた。
最近は調子も良くて、あれ？治った？なんて思うくらいだったから久しぶりに病気を実感して辛かった。
蓮「着替えな？俺出てるから。」
「ありがと。」
蓮「終わったら声掛けて」
「うん。」
ささっと着替えを終わらせて蓮くんを呼ぶと蓮くんもパジャマに着替えてストロー付きのコップに水を入れて持ってきてくれた。
蓮「俺もそろそろ寝ようかなーって。そろそろって時間じゃないけどさ」
蓮くんに言われてベッドサイドの時計を見ると時刻は午前3時。
「蓮くん仕事は…？」
蓮「明日……もう今日か。久しぶりにオフなんだよね。まあ、また忙しくなるけど」
「そっか」
蓮「Aも熱あるし、2人でゆっくり寝よ？」
「うん」
おいで？と抱きしめられ強ばった指をマッサージするように握られながら眠った。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます！他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (9月13日 22時) (
レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2023年9月9日 13時
