13 蓮side ページ15
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先生の話によると、この病気の完治は難しいらしく、一生付き合っていかなきゃいけないものらしい。
様々な症状があるけど、その日でどんな症状がでるかもわからないし、その症状が軽度な日もあれば重度なときもあるみたい。
その中でも発熱や関節痛に倦怠感が多いみたいで、関節痛は結構な痛みを伴うものがあったり、立ち上がれなかったり、いつもみたいにうまく歩けないこともあるらしい。
倦怠感は動きすぎたりすると疲れやすいようで発熱もこれに伴って起きることがおおいみたい。
そんなことを聞いて尚更そばで支えたいと俺は思ったのと裏腹に良くないことを考えたのかAは布団に隠れて出てこなくなった。
布団の上から抱きしめ、声をかけても返事もない。
バサッと布団をめくって泣き顔を見られたくないとか駄々をこねてたけど
「一緒に頑張ろ」
「この病気と一生付き合っていくAを支えさせて欲しい。」
俺の今思う本心をAに伝えた。
A「意味…わかんない」
「だってあと2ヶ月もしたら俺ら本物の家族になるんでしょ？俺の奥さんになってくれるんだよね？」
「A？」
A「…病気の女なんて選ばないで…いいんだよ？」
「病気は関係ない。俺はAがいいの。」
A「…ほんとに？」
「ほんとに。難病だったって、完治しなくたって…Aが生きていてくれるならそれだけで十分。」
そう。生きてさえいてくれればいい。
俺が最初に出会ったAは生きることを諦めていたんだ。
病気が発覚してしまったことは仕方ない。でもそれでまた、同じ気持ちにならない為に…全力で支えさせてほしいんだ。
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なんとか、Aも前向きになり、
薬を処方してもらい退院もできた。
両親には病院をでたあとそのまま実家に行って、ありのままを伝えた。
2人とも頼れ頼れってそればっかり。
薬が合えば日常生活も問題なく過ごせる日がほとんどってことも言ってあるのに笑
家につくと久しぶりの家に嬉しそうなA。
「A？」
A「ん？」
「迷惑とか、そういうこと一切考えなくていいからね。全力で支えるから。痛い時は痛い。だるい時はだるい。辛い時は辛い。ちゃんと隠さず教えて。」
A「………分かった」
「よし。」
メンバーには次の仕事のとき話していいか聞くと、家に呼んで自分からも話したいとのことで、みんなを招くことにした。
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na_chu(プロフ) - ヒロさん» コメントありがとうございます！他にも色々な接点を作っていくつもりなのでこれからも楽しんで頂けると嬉しいです！よろしくお願い致します！ (9月13日 22時) (
レス) @page33 id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませてもらっています。阿部ちゃんの奥さんにはビックリしました。 (9月13日 21時) (レス) @page33 id: 27e2541af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2023年9月9日 13時
