＊３２D-7 ページ32
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『明日の撮影なんだけど、撮影地の天候が悪くて明後日に延期になったらしい、だからその代わり明日室内で撮る予定だったやつを先に撮っちゃうって、』
『お！？てことは明日の仕事だいぶ早く終わるんってことですか！？』
『そういうことになるね、』
『やったー！寝れる！』
っていうマネヒョンとテヒョンの一連の会話を聞いて、僕は真っ先に彼女へ連絡した。
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いくらこんな早くに仕事が終わったからって、昼間から出歩くことはさすがに僕の職業上できない。
家に帰ったら何をしようか？
と、僕はひたすら考えていた。
せっかく早く帰れるのに、外を出歩けない分、家でも何か楽しめること、ないかなぁ。
『ただいま、』
『おかえり！ジミナ、シャワー浴びてきて！疲れてるでしょ？』
『え？あ、あぁ、うん…』
早く早く、と彼女にシャワールームに連れて行かれ、バタン！と勢いよく扉が閉まった。
僕が入ってから間もなく、
『バスタオルと着替えここに置いとくからねー！』
という彼女の声が聞こえた。
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『ふぅ、いいお湯でした〜』
『はーい、こっちでーす！』
『ふふ、何、まだなんかあるの？』
『髪の毛乾かしましょうね〜！』
サッと僕をソファーに座らせて後ろからドライヤーを当てる彼女。
彼女の指が優しく僕の髪を通る。
『…このあとなんかあるの？』
『んーとねー、この後は、ご飯を食べてー、寝ます！』
『へ？』
カチッ
とドライヤーのスイッチを切って彼女は足早に僕をリビングへ向かわせた。
『はい！ご飯できてるよ！』
『あ、ありがとう…ねえソユナ、この後何するの？』
『ん？だからぁー、寝る！』
『…そのあとは？』
『深夜なら出かけられるんでしょ？私ね、ジミナと行きたいところがあるの。』
『行きたいところ…？』
正直、彼女が何を言っているのかはさっぱりだった。
おいしくご飯を食べて、歯磨きをして、まだ16時だと言うのに2人でベッドに入る。
『ソユナ、おやすみのちゅーは？』
『ん、』
そっと唇が触れるだけのキスをして離れようとする彼女。
『待って、』
『んっ…ぅ』
そんな彼女を引き止めて、1回だけ舌をねじ込むような甘ったるいキスをした。
『…ミントの味がする』
そう言って顔を歪める彼女。
『にんにくの味よりいいでしょ？』
『ふふ、もう、』
笑い合って僕たちは最後にもう一度、唇を重ねた。
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Caesar(プロフ) - 最高！！最高です！まず何より、ジミンとの出会いのところからストーリーがリアルで実際にありそう、って簡単に想像できるし、留学生のつかの間の恋、っていうシチュエーションがスパイスになってて、内容をより緻密なものにしてると思います。本当にただただ脱帽です (2022年10月14日 13時) (
レス) @page4 id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
mii - 作者さんの文章能力が凄すぎて（言葉の工夫の仕方？とか）とても感動する作品でした😭 表現の仕方とか美しくて泣きました😂 (2021年11月29日 2時) (レス) @page50 id: c1d26c370e (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - 反日でも仕方ないよなって思っちゃうやっぱり、素敵な作品でした！ (2021年9月29日 14時) (レス) @page50 id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
みう - これで読むの5回目です。BTSに会いたい・・・ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 私はジミンがすごい大好きで夢小説わ見るとすごい楽しくなりました。私も韓国人だったらと思いましたまた書いてくれると嬉しいです。泣きそうでした。けど泣きました。 (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと
| 作成日時：2017年8月31日 1時
