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『ジミナ、平気？』
『ん〜？全然平気平気〜』
彼を支えながらなんとか部屋へ足を踏み入れた。
『も〜、フラフラじゃん…いつの間にそんな飲んでたの？』
『そんな酔ってないよ、へへ』
少し頬が赤みを増して、とろんとした目の彼はいつもより何倍も色気が増していて、酔っていてもカッコよく見えるなんてずるいな、と内心そう思った。
彼をソファーに座らせてお水を持ってこようとリビングへ向かう。
コップを取って蛇口をひねった瞬間、ソファーに座っていたはずの彼が後ろから私の腰に巻きついてきた。
『くっつき虫さん〜離れてくれないとお水が入れられません〜』
『お水なんていりませ〜ん』
一向に離れてくれる気配がしないのでそのままお水を入れようとしたそのとき、腰にあった彼の手がゆっくり服の中に入ってきた。
『や…っ、ちょっと、ジミナ』
びっくりした拍子に私はお水をこぼしてしまった。
『…動揺してる？』
そのまま彼の手はいやらしく私の肌の上を滑る。
『あっ…だ、め…っ、』
『ふふ、僕にお水飲ませる気ある？手動いてないよ？』
私の手が動かないのは紛れもなく彼のいやらしい手つきのせいなのに、彼はそんな手の動きを止めようとはしなかった。
くるっと私の身体を自分の方へ向かせ、わざと身体を密着させて彼は何度も角度を変えては優しく口付けた。
身体が密着しているせいで、お互いの鼓動とか、彼の変化とか、そういうものがダイレクトに伝わってきて恥ずかしくなる。
『っ、ジミナ…』
『なんかドキドキするね、久しぶりだからかな？』
そう言いながらゆっくり私の手を引いて寝室へ導く彼。
そっと私を寝かせてその上に跨り、指を絡ませながら至近距離で見つめ合った後、何回もちゅ、ちゅ、と唇だけでなく色々な部位にキスを落とす。
『…もうその気になった？』
『ん…早く、』
『あー…可愛い。』
直でお酒を飲むよりも、お酒を飲んだ彼とのキスの方が何倍も酔う気がした。
すでに私の頭はふわふわして、きっともう彼と同じ目をしているんだと思う。
彼の言う通りこうして身体を重ねるのは久しぶりだったから、彼から与えられる全ての刺激が心地よくて、でも恥ずかしくて、自分から漏れる甘い声に思わず口を押さえた。
そんな私に気付いた彼は、口を押さえていた私の手を取りすぐにまた指を絡ませて、
『声…我慢しないで、』
と耳元で囁いた。
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私たちは、時間を忘れて愛し合った。
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Caesar(プロフ) - 最高！！最高です！まず何より、ジミンとの出会いのところからストーリーがリアルで実際にありそう、って簡単に想像できるし、留学生のつかの間の恋、っていうシチュエーションがスパイスになってて、内容をより緻密なものにしてると思います。本当にただただ脱帽です (2022年10月14日 13時) (
レス) @page4 id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
mii - 作者さんの文章能力が凄すぎて（言葉の工夫の仕方？とか）とても感動する作品でした😭 表現の仕方とか美しくて泣きました😂 (2021年11月29日 2時) (レス) @page50 id: c1d26c370e (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - 反日でも仕方ないよなって思っちゃうやっぱり、素敵な作品でした！ (2021年9月29日 14時) (レス) @page50 id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
みう - これで読むの5回目です。BTSに会いたい・・・ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 私はジミンがすごい大好きで夢小説わ見るとすごい楽しくなりました。私も韓国人だったらと思いましたまた書いてくれると嬉しいです。泣きそうでした。けど泣きました。 (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと
| 作成日時：2017年8月31日 1時
