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『ジミナ！』
ジミナのあとを追いかけるように急いで宿舎に戻って、見えた後ろ姿の肩を掴む。
『話、聞いて。ジミナは誤解してる。』
『…誤解？』
『そう、あれは…』
『部屋で男と女2人でいてなんもしてねえって誰がそんなん信じるってんだよ！』
『違う、仕方なかったんだよ、俺今日なんも変装とかしてなかったからその辺のカフェとか入るわけにいかなくて、』
『仕方ない？笑わせんな、そもそもなんでお前にソユナと2人で会う用事があるんだよ。』
『そ、それは…っ』
ここで全てを話したら皆で考えたサプライズが全部パーになってしまう。
俺は思わず口ごもってしまった。
『…ふっ、何、お前ら最初からそうだったの？』
『違っ…』
ゆっくりジミナが近づいてきたと思った瞬間、宿舎内に鈍い音が響いた。
『おいジミナ！何してんだよ！』
たまたまその場に鉢合わせたホビヒョンが慌てて止めに入る。
じんわりと口の中には血の味が広がって、怒りに身を震わせ少しずつ息が荒くなるジミナと目があった。
『知ってたろ？あいつは…元々お前のファンだったってこと…』
『いや、それは…』
『知っててそこに漬け込んで人の彼女奪って…何が楽しい？』
騒ぎを感じ取ったのかメンバーがぞろぞろと部屋に集まってきた。
『奪ってないって…本当にソユナと俺は何もない。』
『どうやってその言葉を信じろと？あの空間を見てどうやってお前のその言葉を信じろって言うんだよ！！』
『もうやめろって！』
『おいジミナ、』
俺の胸ぐらを掴みまた殴ろうとするジミナをホビヒョンに加えてユンギヒョンまで止めに入った。
ジミナから無理やり俺の体を引き離したのは、ジョングク。
『ヒョン…』
.
『…メイクヌナ大変ですよー、この傷隠すの。』
『いっ…ジョングガもう少しそっと…』
『男でしょヒョン我慢してください、かっこ悪いです。』
『〜っ…』
『ほら、ここパックリ切れちゃってるもん、ジミニヒョン相当強く殴ったんですね…』
消毒液を付け直して俺の顔を覗いてジョングクはまた口を開いた。
『…何したんすかヒョン、』
『ジミナの誕生日のときのサプライズについてソユナと作戦会議してただけなんだよ…』
『どこで？』
『ジミナと〜ソユナの家？みたいな、』
『あー…それはヒョンが悪い、場所どう考えてもアウトでしょ。』
面白がっているのかジョングクは少し笑いながら言った。
こっちは何も面白いことなんてないのに…
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Caesar(プロフ) - 最高！！最高です！まず何より、ジミンとの出会いのところからストーリーがリアルで実際にありそう、って簡単に想像できるし、留学生のつかの間の恋、っていうシチュエーションがスパイスになってて、内容をより緻密なものにしてると思います。本当にただただ脱帽です (2022年10月14日 13時) (
レス) @page4 id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
mii - 作者さんの文章能力が凄すぎて（言葉の工夫の仕方？とか）とても感動する作品でした😭 表現の仕方とか美しくて泣きました😂 (2021年11月29日 2時) (レス) @page50 id: c1d26c370e (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - 反日でも仕方ないよなって思っちゃうやっぱり、素敵な作品でした！ (2021年9月29日 14時) (レス) @page50 id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
みう - これで読むの5回目です。BTSに会いたい・・・ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 私はジミンがすごい大好きで夢小説わ見るとすごい楽しくなりました。私も韓国人だったらと思いましたまた書いてくれると嬉しいです。泣きそうでした。けど泣きました。 (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと
| 作成日時：2017年8月31日 1時
