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『あと5分で着くって』
『え？5分？え、どうしよ俺どうしたらいい？』
『と、とりあえず靴持ってここ隠れて！』
そう言って唯一物があまり置かれていない収納スペースに彼を押し込んだ。
『俺の扱い雑すぎ！』
『ジミナに殺されるよ？』
『そ、それは困るっ』
『じゃあ我慢して！』
『いつまで？』
『……わかんないけどなるべく早めに出してあげるから絶対静かにしててね！』
『ちょっ、』
『ハンバーガー片付けとくからあとで持って帰って！』
『待っ、』
幸いなことに彼と私が乗ってきた車はマンションから少し離れた駐車場に停めてあったから車でバレることはない。
靴もテヒョンに持っててもらったし、ハンバーガーも片付けた。
『…よし。』
ピンポーン…
1回インターホンが鳴るとすぐに玄関のドアが開いた。
『ジミナ、おかえ『ソユナ〜！！』
おかえりを言い終わる前に思いっきり私を抱きしめる彼。
ふわっとまた彼の甘い匂いが鼻先をくすぐった。
『久しぶりだね、僕たち』
『ふふ、うん、』
『寂しかった？』
『うん、すっごく』
にっこり笑うジミン。
『僕もすっごく寂しかった。会いたかった？』
『うん、すっごく！』
『ふふ、僕もすっごく会いたかった！』
そっと彼の両手が私の頬を包んで、ゆっくりと唇が重なった。
『…ジミナ、疲れてない？シャワー浴びてきたら？』
『ん〜そうしようかな〜、』
『お腹空いてる？なんか作る？』
『わ〜、ソユナの手料理久しぶりだ！食べたい！』
『じゃあジミナがシャワー浴びてる間にちょっと買い物してくるね？』
『うん、わかった！』
機嫌がいいのか鼻歌どころか歌を口ずさみながらシャワールームへと向かっていったジミンを見届けて、ちゃんとドアのしまった音を確認してから急いでテヒョンのいる収納スペースへ向かう。
『テテ、平気？』
収納スペースの扉を開くと不機嫌マックスな彼がこちらを睨む。
『……俺いるの忘れてたっしょ』
『え、なんで？』
『見えてなくてもイチャイチャしてんの丸わかり。少しは気遣えよなー！』
『あ…それは、その、…ごめん』
『ったく、友達カップルのイチャイチャなんて誰が見たいんだよ…あーよっこらせっと！』
そう言って窮屈だった場所から立ち上がる彼。
『ちょっとあんまり大きい声出さないで…っ』
『大丈夫だよ、あいつ今シャワーでしょ…』
と言いかけた彼の顔が一気に硬直したのがわかった。
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『テヒョナ、お前何してんの？』
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Caesar(プロフ) - 最高！！最高です！まず何より、ジミンとの出会いのところからストーリーがリアルで実際にありそう、って簡単に想像できるし、留学生のつかの間の恋、っていうシチュエーションがスパイスになってて、内容をより緻密なものにしてると思います。本当にただただ脱帽です (2022年10月14日 13時) (
レス) @page4 id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
mii - 作者さんの文章能力が凄すぎて（言葉の工夫の仕方？とか）とても感動する作品でした😭 表現の仕方とか美しくて泣きました😂 (2021年11月29日 2時) (レス) @page50 id: c1d26c370e (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - 反日でも仕方ないよなって思っちゃうやっぱり、素敵な作品でした！ (2021年9月29日 14時) (レス) @page50 id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
みう - これで読むの5回目です。BTSに会いたい・・・ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 私はジミンがすごい大好きで夢小説わ見るとすごい楽しくなりました。私も韓国人だったらと思いましたまた書いてくれると嬉しいです。泣きそうでした。けど泣きました。 (2021年8月27日 22時) (レス) id: 9b0cace171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと
| 作成日時：2017年8月31日 1時
