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唯月side







あれは体育の授業でのこと。







その日、






Aはジャージを忘れていた。







とはいっても






彼女の場合は年中、長袖長ズボン






どれだけ






猛暑日であったとしても






変わることはなく、






それは制服においてもそうであった







そんな彼女が






初めてジャージを忘れてしまった







「唯月、ジャージ忘れちゃった……」






「え、それ大丈夫なの?私の貸そうか?」






「ううん、大丈夫だよ。でも、ありがとう」






私たちの会話が






近くにいた男子たちに聞こえたのか







彼らはそのことで盛り上がる








「なぁ、住内ジャージ忘れたらしいよ」







「え、じゃあ





ついに半袖が見れるってわけか!」








「あのスタイルで半袖は





…………なんつーか、ヤベェよな」

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作者名:まいにちねむい | 作成日時:2019年2月21日 14時

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