検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:2,006 hit

13 ページ13

「琴枝ちゃん、災難だったねぇ。」
休み時間、でれでれと口元を緩めながら善逸くんが話しかけてくる。
「まあね、ついつい眠くなっちゃったからしょうがない。」
私から締りのない笑い声が漏れた。


「ところで琴枝ちゃん。今朝のことなんだけど、」



──────────前世って言ってたよね?





なんだかいつもと違う雰囲気の善逸くんを見て、よく分からないけれど冷水を浴びせられたような気持ちになった。

「あ、いや!聞き耳立ててたとかじゃなくて!!たまたま聞こえちゃって!!」
フリーズ状態の私に勘違いした彼は身振り手振りで誤解をとこうと奮闘した。

「────言ったよ。…前世って言った。変なこと言ってごめんね。」

「あああ違うんだよ琴枝ちゃん!俺もさ、記憶っていうのがあるんだよ!」


へ、と今度は気の抜けた声が私の口から生み出された。

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:夢小説 , 鬼舞辻無惨 , キメツ学園   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白桃。 | 作成日時:2020年1月31日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。