ソリテール少女は愛を謳う【国見英】【花巻貴大】 (ページ3)

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サンページ3

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同じクラスの、相川A

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最初は、ずっと笑ってて明るくて、元気な人だなー苦手なタイプだなーって思ってた

けど…

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「お～、ここ良さげ～」

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1ヶ月くらい前だったかな

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「うん、ここに決めた～

ここで食べよ」

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突然、Aがきた

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屋上の手前の踊り場

ここにはちょっと広めの空間がある

たぶん物置き場所になってるんだろうな

屋上なんて行けないから、誰も来ないし

まあ当然穴場になるわけで

俺はいつも、ここで寝てた

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まさか、友達連れてくるつもり？

それとも、電話でうるさく騒ぐ？

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そう心配してたんだけど、

いっこうに友達を連れてくる気配もなければ

ただ黙々と昼飯を食べてるだけ

話すとしても、たまにデカめの独り言を言うくらい

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毎日毎日、

なんで人気者のAがこんなとこでぼっち飯なんてキメてんのか

まあ、興味が出ないはずないよね

だからまあ、つい

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「ひとりって気楽ぅー！」

『うん、楽だよね』

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声かけちゃったんだよね

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跡つけてきた、なんて、嘘までついて

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