八 ページ21
私が振り向いて
お互い顔を確認する
？「稀咲さん知り合いっすか？
クソ可愛いじゃないっすか！」
私(稀咲…⁉︎
コイツが…コイツがヒナを…)
拳に力が入る
するとまた電話が鳴る
稀咲「ふっ人違いだな」
そう言って歩いて行った
？「え？待ってください稀咲さん
俺あの子に連絡先聞きたいっす」
稀咲「どうせ教えてくんねーからやめとけ」
？「っす」
身体が震えて
ただひたすら涙が溢れた
私はあんな奴見たことない
あの笑顔はなに？
あんな金髪メガネ
一度あえば忘れる事無いだろうけど
本当に記憶にない
アイツが稀咲？
ヒナを？
悔しい
何も言えなかったし
出来なかった
拭いても拭いても止まらない涙を
もう拭くのも諦めた
？「おい！ルーシー！何してんだよ」
その声がする方を見上げると
『マイキー…さん…』
万次郎「…こんなとこで
何座ってんだよ
轢くとこだったじゃん」
万次郎(泣いてる？)
私(こんな所で座ってる？)
周りを見ると
いつの間にか道路の真ん中で座っていた
夜だから車通りもなかった
それにしてもバイクの音すら聞こえなかった
万次郎「大丈夫？」
『…』
万次郎「はぁ…電話も切るし
何度呼んでも反応ねぇし」
『…』
万次郎「無視？ルーシー生意気」
『今は1人にして欲しいです』
万次郎「…あっそ」
そう言って
バイクにまたがるが気にも止めず
私は下を向いて
稀咲の事を考えていた
私(私の事知らないくせに
わざわざ声をかけてきて
顔を確認して人違いでも謝らない
とても無礼な人だった
そんな奴とヒナに接点があるなんて
…考えられない
やっぱ花垣が何かやらかして
ヒナが狙われるようになった？
それとも本当は私のことを見た事あるけど
わざと人違いって言った？
誰か…教えて…稀咲は何者？)
急にふわっと何かに
包まれる感覚があり
ビクッと驚いた
万次郎「ルーシー…
お前こそ…なんも言ってくんねーじゃん」
耳元でマイキーの声が聞こえる
私(もう行ったのかと思った)
『すみません』
万次郎「はぁ…何で泣いてんの」
『稀咲…』
万次郎「あ？稀咲？」
声をかけられた事を話した
万次郎「ふーん
俺がさっき言った
新メンバーで
参番隊隊長に任命した奴も
稀咲って名前だ」
『参番隊…あの人が？』
私(花垣くんが狙ってたポジションに？
もうあの未来に近づいているって事？
花垣くんが殴ってくれた…
無茶苦茶だけど
その度胸は私にはなかった)
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利翔南(プロフ) - π丸さん» お願いします♪ (2021年11月15日 20時) (
レス) id: cec6c2ac41 (このIDを非表示/違反報告)
π丸(プロフ) - 利翔南さん» わー！楽しみにしてます！！！！ (2021年11月11日 12時) (レス) id: fe1deb6ad5 (このIDを非表示/違反報告)
利翔南(プロフ) - π丸さん» 初めまして！とても嬉しいお言葉をありがとうございます！表現が難しく伝わりにくい所もあるかと思いますが頑張ります♪実は血のハロウィンでどう夢主様を乱入させていこうかとても悩んでおります…場地さんとの絡みも書きますので、今後もよろしくお願いします♪ (2021年11月9日 18時) (レス) id: cec6c2ac41 (このIDを非表示/違反報告)
π丸(プロフ) - こんばんは！とても素敵な作品で最初から全て見させていただきました！投稿、頑張ってください^^ (2021年9月19日 18時) (レス) id: fe1deb6ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：利翔南 | 作成日時：2021年9月19日 8時
