男装少女は男装してない！(？)Hunter×Hunter夢小説

三話 ページ4

貴方 もう始まっている？

船長 知ってのとおりハンターの資格を取りたいやつは
　 星の数ほどいる、そいつら全員を審査できるほど
　 試験官に人的余裕も時間もねぇ
　 そこで俺らみたいなのが雇われてハンター志望者に
　 ふるいをかけているのさ

貴方 そんなにいんの？？

船長 まぁな、すでにお前ら以外の乗客は脱落者として
　 審査委員会に報告している、
　 別のルートから行っても門前払いってわけさ
　 お前らが本試験を受けられるかは
　 俺様の気分次第ってわけだ、細心の注意を払って
　 俺の質問に答えな

貴方 うーわ、性格悪っ

船長 うるーせぞ、ガキにはわからん
　 大人の事情があるんだよ

レオ•クラ ………

クラ 私は、クルタ族の生き残りだ

船長 ！！

貴方 クルタ族、
　 (ってなんだろう、)

クラ 四年前、私の同胞を皆殺しにした盗賊団
　 幻影旅団を捕まえるためにハンターを志望している

船長 賞金首狩り志望か、幻影旅団はA級首だぜ
　 熟練のハンターでもうかつに手を出せねぇ
　 ムダ死にすることになるぜ

クラ 死は全く怖くない、一番恐れるのは
　 この怒りがやがて風化してしまわないかだ

レオ 要は仇討ちか、わざわざハンターにならなくたって
　 できるじゃねぇか

クラ ハンターじゃなきゃ聞けない情報、
　 入れない場所、出来ない行動というものが
　 君の頭に入らないほどあるのだよ

貴方 そうだぞ、ちなみに多分俺の頭にも入りきらない！

船長 だろうな、おいお前は？レオリオ

レオ 俺か？あんたの顔色を疑って
　 答えるなんてまっぴらだから正直に言うぜ
　 金さ！金さえありゃなんでも手に入るからな！
　 でかい家！いい車！うまい酒！

クラ 品性は金で買えないぞ？レオリオ

レオ 三回目だぜ、表へでなクラピカ
　 うす汚ねぇクルタ族とかの血をたやしてやるぜ

クラ 取り消せレオリオ

レオ レオリオさんだ

レオ 来な

クラ 望むところだ

船長 おいこらまだ俺の話が終わってねーぞ
　 俺の試験を受けねー気かコラ

貴方 あーあ、行っちゃった

ゴン 放っておこうよ

船長 な……！！

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