ん？トリップした？【ぬら孫】2 (ページ9)

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48話ページ9

リクオはすぐに部屋の中へ入り柊を確認した。

「鴆!柊は!?」

切羽詰まった様子でリクオは鴆にたずねた。

「まだ何とも言えねぇな…あとは本人次第だ…」

布団で寝ている柊は血の気が引いて死人の様だった。
近くにいたリクオの側近達も不安げな顔をした。

「テメーらは湿気た面してんじゃねーよ!大体リクオ、いつまでその格好でいるつもりだ!はやく着替えてこい!!こいつは俺が側にいるから心配ねーよ!!」

いつまでも表情のさえない事に対して鴆は怒鳴り散らし無理矢理リクオを部屋から出ていかせた。

「リクオ様…」

側近達はリクオを心配そうに見ていた。

「リクオ、何を突っ立っている…」

「牛鬼…」

いまだに動かないリクオに牛鬼が声をかけた。

「龍崎の事が心配か?だが心配していても怪我が治るわけではあるまい。─それにあいつは強いのだろう?ならば信じて待て、リクオ」

牛鬼の言葉に頷いてリクオは自身の部屋へ向かっていった。

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柊side

ここは何処だろ?

周りを見渡すが真っ暗で自分の姿しか見ることができなかった。
そして自分の腰の辺りまで水につかっているようだった。

アレ?俺ってまたﾀﾋんだのか?─そういえば花開院無事に家に帰れたかなー。ん?家に帰れた?…ヤバイ!!俺って道端で倒れたよな!?─なんてこった、血だらけで倒れてるなんて普通の人が見つけたらパニックどころじゃないな…見つけた人ごめんなさい。

柊はこれからどうすればいいのかわからずにただ立っていた。

前世のときは燐が来たけど…今度は誰がくるのかな?
ん?あれは…誰だろ?─って燐!?

「よ!柊、お前何でこんなとこに来てんだよ…まだはやいだろ?」

『え?俺ってﾀﾋんだんだろ?』

「いや、まだ生きてるぞ?」

…まじ?あー良かったー!また刺されてﾀﾋぬのかと思ったぜー!

「というかさっさと目を覚ませよな…そろそろここから出ないと二度と起きれなくなるぞ。」

『どうやったら出られるんだよ…』

何にも見えないからでかたもわからん…どうしろと

「はぁ…しかたねーな。今回だけだぞ。」

え?何が…アレ?なんかまた意識が朦朧としてきたんだけど…

「起きたら頑張れよ!こっからはお前次第だ!!周りをもっと頼っていいんだ、お前の友達が心配してるぞ!!」

柊の意識が再びシャットアウトした。

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更新遅れてすみませんでした!!