side轟 ページ8
登校中、満井の後ろ姿が見えた。
声をかけようと少し歩く速度を早めたが、徐々に落ちていく。
真っ正面から声をかけても怖がるんだ。後ろからじゃダメだろ。
………教室まで待つか
下駄箱は名前順。
俺のが満井よりも前の位置にあることを思いだし、行動に移した。
先に玄関で靴を履き替えているのが見えて早歩きをした
『……ぁ…』
「おはよう満井」
『おはよう、ございます…』
やっぱり怖がってる。
……何かしたか？
先に行こうとする満井に「一緒に行かねぇか」と声をかけると、その場で立ち止まり待っててくれた。
……怖がるわりには隣を歩くことを許してくれている。
嫌われているわけじゃないし質問を投げ掛けたら答えてくれるだろうか
「……」
『……』
話しのネタ、ちゃんと考えとけばよかった。
何にもねぇや。
趣味も好きなものも知らねぇし会話が生まれねぇ…
結局、放課後まで会話はなく、何時も通りの学校になった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨシ - 一気に読みました！更新を楽しみに待ってます！ (2018年12月31日 18時) (
レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
秋雨(プロフ) - 鈴木美妃さん» 嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月17日 21時) (レス) id: c6df81b2b4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋雨 | 作成日時：2018年8月17日 17時
