マイク先生の手助け ページ32
雄英体育祭。
休校を挟み、先生の口から告げられたイベント。
クラスが盛り上がる中、私は心から楽しむことはできなかった
「満井。放課後、職員室に寄れるか？」
『ぁ……………門限が……あるので…、17時までには……帰らないと…』
「……そうか。
なら昼休みに来てくれ」
『……はい……』
どうして先生にもビクビクしちゃうんだろ…。
相澤先生は怖くないのに
「Hey、満井！良いところで出会ったな！」
『……マイク先生………！』
唯一普通に話せるのは憧れのマイク先生だけ。
相澤先生には誤解を生ませている気がする
「次の授業で使う物を一緒に運んでくれねぇか？」
『私で良ければ、是非……！』
嬉しい。雑用でもプレゼント・マイクと一緒に居られることが。
職員室の前で待っていると、両手一杯のプリントを持ってきた
『今日は、プリントを使った授業ですか』
「期末に向けて今から対策しておかないとな。
そういやぁ、イレイザーヘッドが嘆いてたぞ〜？
満井に嫌われてるかもしれないーって」
……やっぱり…………仕方ないよね…。そう思われるような行動を取ってるんだから
「本人には言わないから、俺に教えてくんね？
イレイザー怖いか？」
『……全く。教師として誇れる方だと思います。
でも何故かビクビクしちゃうんです。
不思議ですね。マイク先生は大丈夫なのに、他の人と話すと怖くなるんです。
こんな人がヒーローだなんて笑っちゃいますよね』
……諦めようかな………
「人には向き不向きがある。
苦手なことは克服すればいいだけの話さ」
『……克服…できなかったらどうしますか？』
「俺が手伝ってやるよ」
はにかんで先生はそう言ってくれた。
太陽のようにキラキラと輝いているその笑顔は、私の心を温めた
『……私、克服したいです。
クラスメイトとも話してみたい』
「よく言ったリスナー！
俺に任せとけ！」
『……はい！
あ、でも…………轟くんとは話せないんです…。
母親に言われてまして…。話したら転校させられてしまうんです』
「……………。
任せとけ。大丈夫だ」
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ヨシ - 一気に読みました！更新を楽しみに待ってます！ (2018年12月31日 18時) (
レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
秋雨(プロフ) - 鈴木美妃さん» 嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月17日 21時) (レス) id: c6df81b2b4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋雨 | 作成日時：2018年8月17日 17時
