ep.17 ページ18
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今まで何度も2人でこの道を歩いてきた。
ただこんなに緊張したことはない訳で、
いちいち会話が少しだけぎこちなく歯がゆい。
『あ、誠也くん。そういえばリハの時に
借りたゴム返すの忘れてた！ありがとう』
誠「あ、普通に忘れてた(笑) 全然！
また忘れたりしたら言うてきてな。」
『私のためにいつもヘアゴム持っててくれて
ほんまにありがとうね、照』
誠「え？あ、、あいつらいらんこと言うたな…
だからさっきA耳 赤かったんや！」
『うるさいなあ、嬉しかったの、！』
俺からちょっと逃げるAの後ろを自転車が
通り、思わず腕にひっぱった。
誠「もう危ないなあ！ちゃんと歩いて。」
どさくさまぎれに、Aの手を繋ぎ何事も
なかったように歩き出した。
隣で俺と同じように少しだけ、Aの
耳が赤い気がするのは夕日のせいにして。
この先 例えば10年後、俺はAの隣に
いれているのかどうかなんてわからない。
でもAが隣にいてくれる限り、俺からは
きっと隣を離れることはないだろうし。
おじいちゃんおばあちゃんになっても、
この手を離さないように、柄にもなく
"後夜祭の伝説"に願いを込めよう。
fin
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知生(プロフ) - めっちゃおもろかったです。想像してキャーキャー言ってました。もっと末様の話書いてほしいです！サブはリチャとか面白そうじゃないですか？でもまと君も良きだと思います。うちの話も読んで下さい。←宣伝すなby末様 (2018年9月25日 22時) (
レス) id: 77a3031649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.azuki＃ | 作成日時：2018年3月8日 9時
