【HQ】お兄ちゃんⅡ (ページ3)

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よんじゅうしちページ3

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ﾄﾞｵﾝと音を立てて決まるスパイク。

「うわ…やっぱり男子のスパイクって腕もげそう…」

ピーッと選手交代の合図。

「さっきより落ち着いてるね」

『先輩を見て、色々学んだんでしょう。
ほ、ら…………？』

影山くんの方を見ると凄い顔。
……え、何あれ、笑ってるの？

菅原先輩の真似なのか……？

『ま、まぁ…復活して早々のサーブ、しっかり決めてほしいね…』

………ぱっと見大丈夫そうかな。
多分、嬉しくてニヤニヤしてるだけっぽかったし。

キュキュッと擦れる音と打ったときのドギュッという音がする。

あ、リベロ方面…。

しかし、バキュッと音を立てて飛んでいく。

「「サービスエース！リベロから獲った！！」」

『よしっ、これで同点…！』

“ウェーイ”と言って田中先輩と影山くんがハイタッチしてる。

それを見てた青城の元チームメイトはビックリしてる。

ピーッと音がなり、再び影山くんがサーブを打つが、4番…確か岩泉さんがとった。

でも乱しながらコートに返してたからこっちがチャンスボール。

多分、青城には前までの合図はバレてるから変えてきてるはず…。

だから……

パンッ

変人速攻は決まる。

～～～～～～～

獲って獲られてを繰り返して20-19

先に烏野が20点台に乗り、月島くんが入る。

「ねぇ、9番と11番って仲悪いの？
なんか、9番VS11番みたいに見えるんだけど…」

なっちゃんにそう言われ、見てみると確かに…見える。

『まぁ、仲良くはないね…。なんだろ…性格…？が合わないのかな…？』

日向くんサーブで始まる。

カサっとネットに引っかかったが、ギリギリネットイン。

そしてチャンスボールで東峰先輩が決める。

21-19、2点差になったところで青城のタイムアウト。

『影山くんはコミュニケーションをとるのが苦手だからね…』

月島くんに話しかけたそうにしてたがそのままタイムアウト終了。

影山くんにはコミュニケーションというものを教えないといけないのでは…？