第24話 ページ24
シルク side
目が覚めると、昨日の倦怠感は何処か消えていた。
身体が軽く、今日はなんだか調子がいい。
「んん…あ、シルク。おはよう」
眠たそう目でこちらを見るモトキ。どんな体制で寝てたのか、くっきりと寝跡がついている。
「おはよう」
「ん、体調は大丈夫？」
「うん、大丈夫…」
「そっか、じゃ、手はもういいよね？(笑)」
「えっ？」と、声を上げ、手元を見るとモトキと俺の手はしっかりと握られていた。
俺は恥ずかしさのあまり、手をぱっと離す。
「あれ〜？もういいの？」
「い、いいんだよ！！」
俺は体を捻り、モトキとは反対の方を向いた。すると、モトキはからかうように笑い、「ごめん、ごめん」と一言口にした。
「んん…？あれ、シルク、モトキ。おはよう」
「ふぁ〜おはようっす」
「あれ？ザカオ、ダーマ？」
二人も居たのか…俺は上半身をゆっくりと起こす。よろけそうになったが、とっさにモトキがベットのボタンを押し、枕部分を上げてくれた。
「何時から居たの？(笑)」
「おん？モトキと繋いでる時から」
「うそっ！」
マジかよ！！そんな所からいたのかよ……あー、穴があったら、今すぐにでも入りたい…。
「ま、あーやって、甘えるのも大事だからね。俺はいいと思うよ」
と、ザカオは俺を慰めるかのように丸い椅子に座った。そう言われても恥ずかしさが残るのは何故だろう。
「……あ、そうだ。モトキ、本人に直接聞いてみれば？昨日の」
「あぁ、そうだね！」
「ん？なに？」
「あのさ…シルク」
「何かしたい事ない？」と、唐突に聞いてきた。突然聞かれて流石の俺も答えるのに戸惑った。
「何でもいいよ。シルクが普段、治療頑張ってるご褒美みたいな…感じだし」
「ご褒美………」
ご褒美か…病気になる前は自分にご褒美を与えてたけど、いざ、こういう体になってそう言われても…よくわかんねぇや。
俺らは腕を組み、暫く考え込んだ。
そして。
今、俺が1番したい。
＿＿＿＿＿＿＿ご褒美を思いついた。
「思いついた」
「ん？何？」
「7人で………」
.
.
「飯、食いたい」
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カラナギ - 樹←これってなんて読むんですか? (2019年12月14日 14時) (
レス) id: 74cfa316a8 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ！！(プロフ) - ゆなさん» 了解です (2018年7月1日 21時) (レス) id: 4952adb88c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - まちゅ！！さん» ありがとうございます!!!!! 探してみます！ (2018年7月1日 11時) (レス) id: 61a1a5a367 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ！！(プロフ) - ゆなさん» お待たせしました！新しいアカウトですが、「まちゅ@三度目の正直」と、作者検索をかけて貰えれば出ると、思います！だほちゃんのメイン小説なのでキーワードにンダホと書いてあります！ (2018年7月1日 9時) (レス) id: 4952adb88c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - まちゅ！！さん» 了解です!! 新しいアカウントはどうやって見つければ… (2018年6月27日 19時) (レス) id: 61a1a5a367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちゅ！！ | 作成日時：2018年3月3日 23時
