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     地震〜Akaashi Side〜 ページ27

俺は梟谷の奥底にある少し大きな家をまじまじと見上げた。



この家は、俺が人の姿でいることが多くなったとき建てた家だ。




家のドアを開け、一歩足を踏み出したその瞬間!!



「!!」



グラグラと大きな地震が起きた。



俺は急いで外に出ると、神鳥の姿になり空へ舞い上がった。





平原にいるモンスターが驚き戸惑っている。





アカシアに向かうと、村人たちは混乱に陥っていた。




俺は村の石造りの門にとまるった。



それに気づいた村人がゾロゾロと集まっていた。




「大事はないか!?」




俺は少し古臭い言葉を使い、語りかけた。


村の若い男衆が言った。




「神鳥様!今の地震は一体…!?」




「ただの自然災害だと言いのだが…、長老。」




俺は長老にも意見を聞こうとした、その時。






「たいへんだよー!!」







まだ八歳くらいの男の子が飼い犬を抱えて走ってきた。






「どうしたんじゃ?」






長老が落ち着かせるように言った。

すると、男の子は声を張り上げていった。





「神鳥さまのお友達がどこにも見当たらないんだよ!!」





村人たちからざわめきが生まれた。



そして少しふっくらとした体の女性が言った。



宿屋の女将だろう。




「あぁ、あの人たちなら 精霊の洞窟に行くと言っていたよ。
 ここに飛ばされてきたとき、初めに居たのがそこだったから、何かあるかもって…。」





ざわめきがますます大きくなった。






「まずい、あそこには[番人]がいるはずだ…!!
 しかも今の地震で縛っていた鎖が壊れたかもしれない!!」





村の見張り番がそう声を上げた。



俺は頷くと言った。






「とにかく今日は村から外に出ないように。魔物らが興奮して何をしてくるかわからないからな。
 俺はいまから、友人を連れ戻しに行く。」







長老はゆっくり頷くと、村人に呼びかけた。





「皆の者、神鳥に従うのじゃ。」






村人はその指示を受けると、また散らばり持ち場に戻った。




長老はコチラを見上げた。





俺は頼んだ、と言い空へ舞い上がると[精霊の洞窟]へと向った。

     精霊の守り人〜No Side〜→←第六章  神鳥か、人間か。〜Akaashi Side〜



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真餅@金田一(HQ)は僕の嫁(プロフ) - おっとオッドアイですか!?カッコイイですよねオッドアイ (2014年11月30日 14時) (レス) id: 86f35a74af (このIDを非表示/違反報告)
クロト@関(プロフ) - 衣咲さん» 返信ありがとうございます!これからも応援してます! (2014年11月25日 20時) (レス) id: 0dd27e88b2 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - クロト@関さん» 返信遅れてしまいすみません!!スランプも乗り越えスラスラとお話をかけるようになりました。これからもよろしくお願いします!! (2014年11月25日 18時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
クロト@関(プロフ) - 続編おめでとうございます!すごく楽しみです!更新応援してます!頑張って下さい! (2014年11月19日 23時) (レス) id: 0dd27e88b2 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 愛蒼唯さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますヽ(´▽`)/ (2014年11月19日 22時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:衣咲 | 作成日時:2014年11月19日 14時

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