序章 ページ4
怒りにと悲しみによって膨大に膨れた魔力は、あのAの師匠でもある黒魔道士・クロがかけた術を解き放ち、自分の部屋から出ていった。
出ていくといっても扉からではなく、部屋ごと吹き飛ばした。
その爆音を聞き、玉座に肘をつき座っていたトオルは言った。
「――Aを地下牢へ入れる。」
そばにいたクロは少し俯くと持っていた水晶にAの姿を映した。
Aは素直に廊下を通り、大広間へ向かってきているようだ。
トオルは言った。
「皆には手を出さないように言っておいて。Aは俺が、自ら牢へ入れる。」
クロは言った。
「なにも地下牢に入れなくてもいいだろ…。あの子を城から出してもいいじゃないか。」
そのとき、大広間の入口が爆音をたて、破壊された。
砂埃が晴れたその先にはAの姿があった。
「A、君は俺を倒して出て行くつもりだろうけどさ。」
トオルは玉座から立ち上がった。
Aは身構えた。
「そんなことは、させないよ!!」
そういうとトオルは赤いオーラを纏い、一気にAの間合いへ突っ込んだ。
Aはそれを避けた。
「お、おいやめろA!!大王オイカワに歯向かうなんて無茶だ!!――ッ!?」
クロはそこで口を閉じた。
その理由は
紫色のオーラをまとったAの姿を見たからだ。
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クロト@関(プロフ) - とても素晴らしい作品です！とっても面白いです！更新応援してます！これからどうなるた楽しみにまってます！頑張って下さい！ (2014年11月17日 19時) (
レス) id: 0dd27e88b2 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますヽ(´▽｀)/ (2014年11月17日 18時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - もう毎日更新されるのが楽しみです!!! (2014年11月16日 19時) (レス) id: bfbd51f8b6 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 桜音さん» コメントありがとうございます!!まだまだこれからですよッ! (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - Ｙさん» コメントありがとうございます!!続編行きますので、これからもよろしくお願いします♪ (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣咲 | 作成日時：2014年11月7日 19時
