検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:99,623 hit

    分かれ道 ページ23

「なんだ、私を兄のもとへ連れて行く気か。」



Aがそう言うと、キョウタニは低い声で唸った。




するとアカアシは、ナイフを数本 狂犬に向かって投げた。





ナイフは狂犬に当たったが、硬い肉質により弾かれた。



狂犬がギロッとアカアシを睨んだとき、Aは狂犬の首に下がっている、赤いアクセサリーを見つけた。



「アカアシ!!コイツの半径15m以内では魔法を使えない!!かと言って、お前でもこいつには勝てない!!お前は先に烏野に向かい、カゲヤマ・ヒナタにこの事を伝えろ!!私も後で追う!!」






狂犬はAに向かって突進してきた。





Aはそれを間一髪で避けると、叫んだ。







「早くいけ!!」






初めて見たAの威圧に負け、アカアシは「ご無事で」といい、梟に変化して空へと旅立った。





「さぁ、私をアンタのご主人様のもとへ連れて行ってもらおうか……。」




Aは腰に下げいたナイフをを一つ取り出すと、狂犬の赤いアクセサリーに向かって投げた。



パリーーィン!!と音を立て、それは割れた。






このアクセサリーは、マジャスティスという術がかかった魔族の魔法を打ち消すものだった。






Aは強力な混乱呪文「メダパニ―マ」を唱えた。





呪文攻撃に弱い狂犬には効果抜群で、狂犬は混乱した。









そして、Aは囁いた。



「何をそんな怖がっているんだ。
 お前の主人は私だ…。お前はいい子だ…。
 お前を私に向かわせた奴の元へ連れて行け…」









狂犬は妖美なAの声に酔い、Aを主人と見立てた。




狂犬はAを背に乗せると、自分をここへ向かわせた者の元へと走り出した。

    荒廃した人間の里で〜???? Side〜→←    狂犬・キョウタニ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (150 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
164人がお気に入り
設定タグ:FHQ , ハイキュー!! , 岩泉一
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロト@関(プロフ) - とても素晴らしい作品です!とっても面白いです!更新応援してます!これからどうなるた楽しみにまってます!頑張って下さい! (2014年11月17日 19時) (レス) id: 0dd27e88b2 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますヽ(´▽`)/ (2014年11月17日 18時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
- もう毎日更新されるのが楽しみです!!! (2014年11月16日 19時) (レス) id: bfbd51f8b6 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 桜音さん» コメントありがとうございます!!まだまだこれからですよッ! (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - Yさん» コメントありがとうございます!!続編行きますので、これからもよろしくお願いします♪ (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:衣咲 | 作成日時:2014年11月7日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。