狂犬・キョウタニ ページ22
梟谷を出て15分くらいたった。
Aはまだアカアシを乗せて走っていた。
「――獣の気配があるな。」
「確かに、とてつもなく大きい…SS級の。」
次の瞬間、Aの右足に鋭い痛みが走った。
Aはいきなりのことに、バランスを崩し倒れてしまった。
アカアシはギリギリのところで跳躍し、体が投げ出されることはなかった。
Aの変身が解けると、ソイツは目の色を変えてAを襲った。
「A様!!」
Aは左足を使って避けると、相手の姿を再確認した。
「お前は!!」
アカアシも驚いた顔をした。
「狂犬・キョウタニ……。」
「まさか、大王の命令で!?」
「いや、こいつは兄にあまり懐いていなかった!!」
だからといって、操られているわけでもなさそうだ…。
こいつが、唯一懐いたのは……。
懐いたのは…!!
ある遠くの思い出が蘇る。
まだこいつが仔犬だった頃、よく世話をしてくれた人物……。
「まさか、ハジメがお前を寄越したとでも言うのか!!」
「ハジメ…イワイズミか!!」
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クロト@関(プロフ) - とても素晴らしい作品です!とっても面白いです!更新応援してます!これからどうなるた楽しみにまってます!頑張って下さい! (2014年11月17日 19時) (レス) id: 0dd27e88b2 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますヽ(´▽`)/ (2014年11月17日 18時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - もう毎日更新されるのが楽しみです!!! (2014年11月16日 19時) (レス) id: bfbd51f8b6 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - 桜音さん» コメントありがとうございます!!まだまだこれからですよッ! (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
衣咲(プロフ) - Yさん» コメントありがとうございます!!続編行きますので、これからもよろしくお願いします♪ (2014年11月15日 17時) (レス) id: d660821c40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:衣咲 | 作成日時:2014年11月7日 19時