問い ページ8
夜
決行の時が来た。
スウォンと別れ、Aは城の庭でサグと共に時を待っていた。
遠くのほうで、ヨナが走っていくのが見えた。
あの方向は…イル陛下の!!
Aは彼女を止めるべく、近寄った。
「姫様。こんな夜更けに何用で？」
「Aさん……。私、父上に言うことにしたの。私が思ってること全部!!」
「全部って――」
「私は何としてでもスウォンと一緒に居たいの!だから――」
ヨナの真っ直ぐな瞳にAは竦んだ。
こんな小娘が、なんでそこまで――。
「姫は、自分が王族の道具とは思ったことはないの？」
「なんでそう思うの？ここで生まれた身なら、自由に生きればいいじゃない。
ここが私のいるところなんだからさ。」
「――そう。」
Aは目を伏せて言った。
ダメだ。私にこの子は止められない。
ヨナはAの隣を駆けて行った。
サグが傍に寄ってくる。
『いいのですか？』
「あぁ、見たほうが諦めがつくであろう。」
ヨナはイルの部屋に駆け込んだ。
「父上!?」
彼女の悲鳴のような声は、外にまで聞こえた。
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衣咲(プロフ) - 咲さん» おぉ咲さんじゃないですか。いつもありがとうございますっ。ケイシュク参謀の出番が増えることを祈ってます(( (2015年1月12日 15時) (
レス) id: d4d3594d34 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 衣咲さん!赤青シリーズ全部見てます!暁のヨナも書いてたんですか!僕も暁のヨナのマンガとかアニメとか見てます!ケイシュクさん，確かにカッコイイですよね! (2015年1月11日 22時) (レス) id: bfbd51f8b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣咲 | 作成日時：2015年1月7日 9時
