疑心暗鬼 ページ20
朝
ヨナがハクを呼び止めているのを、都の外の大きい木に登って見ていた。
「貴方が欲しいッ!!」
ハクはヨナの説得に折れると、承諾した。
するとムンドクが弓で矢を射ろうと弦をキリキリと引っ張っていた。
「こりゃ、今でないとおいて行かれるな」
『そうですね』
Aは木から飛び降りると、ムンドクとヨナたちの間に立った。
「私がいることをお忘れか？ハクよ」
ハクの顔には疑いの表情があった。
「貴方を連れていくなんて、何の意味が？」
「ひどい言い草だねぇ。城から逃げるために手助けをしてやったのは一体誰だっけ？
それに…私はヨナ姫に見せたい場所があるんだ」
「見せたい……場所？」
ヨナがハクの後ろに隠れた状態で言う。
どうやらハクはヨナにもAの疑いを話したようだ。
――ということは、サグ以外 ここにいるのは全員敵か
スウォンとケイシュク、サグと烏以外……信用はできんな。
「えぇ。見せたい場所です。いや…光景と言ったほうがいいでしょう。
ま、それにはちょっとした準備が必要なので、旅をしていくうちにそれも集まるでしょう」
Aはニコリと笑いながら言った。
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衣咲(プロフ) - 咲さん» おぉ咲さんじゃないですか。いつもありがとうございますっ。ケイシュク参謀の出番が増えることを祈ってます(( (2015年1月12日 15時) (
レス) id: d4d3594d34 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 衣咲さん!赤青シリーズ全部見てます!暁のヨナも書いてたんですか!僕も暁のヨナのマンガとかアニメとか見てます!ケイシュクさん，確かにカッコイイですよね! (2015年1月11日 22時) (レス) id: bfbd51f8b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣咲 | 作成日時：2015年1月7日 9時
