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464. ページ26

先生に別れを告げて久しぶりの我が家へ、となったのだが、最近の生活拠点が零の家であった為ひとまずそちらに移動して今後についての話し合いという事に決まった為、到着したのは零の家だ。







いかにもセキュリティ強固ですよ、と言うようなマンションの地下へ車を止めてエレベーターに乗れば、零は迷わず最上階のボタンを押した。






「ずっと使っていなかった場所なんだが記憶を取り戻した時にここの事も思い出してな。」






最上階につけば、玄関口となるドアは1つしか無く、零はそんな事を言いながらそのドアに鍵を差し込み何かのカードを翳す。








カチャリと音がなると同時に開かれたドアの向こうにはハロがお座りをして待ち構えていた。







「アンっ!!!」




「ハロ〜!!」



「ただいま!!」


「ハロ、あそぼ!!」





空いた扉の中へ慣れたようにパタパタと入っていく3つ子と、もうひと鳴きしてからその後に続いていくハロをみて、流石子供、慣れるのが早いと感心してしまう。





「さ、Aも入って。」





少し後ろでそんなことを考えながらボーッと突っ立っていた私は零に入室するように促されて恐る恐る部屋へと入って行った。





廊下を通って真っ直ぐ3つ子の後を追えば、その部屋はリビングだったらしい。





黒と白の家具で揃えられたシンプルな部屋は余り物を置きたがらない零らしいが、その部屋に点々と散らばっている3つ子達の遊び道具が零の部屋に足りない生活感を溢れさせていた。





「透流、遊び始める前に使ってたものは片付けな?」




「はぁーい!!」





散らばっていた鉛筆とノートは透流のものだったらしい。零に言われて片付けを始めた透流と父親らしい零の姿を見て思わず笑みがこぼせば、零はなんだ?なんて言って不思議そうな顔をする。









そんな平和なやり取りに、更に頬がゆるんだ。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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すず(プロフ) - 更新待ってます (4月20日 17時) (レス) id: 2af65047db (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 感動。 3子ちゃん尊い (3月12日 21時) (レス) @page35 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
TAKE - こんなに最高で泣ける作品初めてです!頑張って下さい!! (7月8日 0時) (レス) @page35 id: 20d3cc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ@前垢消えた(プロフ) - 神作品をありがとうございます。、、。、、、おかげで涙が止まりません、、、、尊いのをありがとう (5月14日 13時) (レス) @page35 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - はじめまして、2月に入りこちらの作品を見つけ、ようやく最終更新まで読み進められました…!続きを楽しみに待っています! (2023年2月4日 2時) (レス) @page35 id: 240298aea3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真紘 | 作成日時:2019年1月1日 21時

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