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快斗くんがここに訪れてから数日、逢生は順調に成長しており、あと1週間程度で退院出来ることが決まり、私は一足先に退院が決まった。
今は、3つ子を連れて迎えに来るという零を待っているところだ。
「退院、おめでとう。」
会計等全て済ませて荷物を床に置いて待合室で待っていると、お世話になった先生がやって来てそう言いながら少し微笑む。
それにつられて私も笑いながらありがとうございます、と言葉を返せば先生は懐かしげに目を細めた。
「いやぁ、お母さんと半泣きでやってきたAちゃんがもう4人の子供のお母さんなんてね。」
そう言って少し笑った先生に、そんなこともあったなぁと当時のことを思い返す。先生はもともと、お母さんの担当でありその流れで私も担当してもらうようになったのだ。
「何だか感慨深いなぁ...Aちゃん、幸せになるんだよ？幸せになってあの子達を幸せにしてやりなさい。」
そう言って初めて来た時のようにくしゃりと頭を撫でてくれた先生。こくりと頷き笑顔を見せれば、先生も満足げに笑みを零した。
「A、お待たせ。先生も、お待たせしました。」
「お母さん！！」
「ママ！！」
「母さん！！！」
後ろから聞こえてきた声と共に、足に3つの衝撃がやってくる。そのまま3人がくっついて離れなかった為上半身を捻って声の方へ顔を向ければ、微笑んだ零とこちらを見上げている3つ子の満足気な笑みが見えた。
「やぁ、降谷くん。それに3つ子も。Aちゃんの退院、おめでとう。逢生ちゃんはもう少し預せてもらうね。」
「「先生、こんにちは！！！」」
「Aがお世話になりました。引き続き逢生の事、よろしくお願いします。」
満面の笑みで挨拶をする3つ子と軽く頭を下げる零に、先生は笑みを深くした。
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すず(プロフ) - 更新待ってます (4月20日 17時) (
レス) id: 2af65047db (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 感動。 ３子ちゃん尊い (3月12日 21時) (レス) @page35 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
TAKE - こんなに最高で泣ける作品初めてです！頑張って下さい！！ (7月8日 0時) (レス) @page35 id: 20d3cc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ＠前垢消えた(プロフ) - 神作品をありがとうございます。、、。、、、おかげで涙が止まりません、、、、尊いのをありがとう (5月14日 13時) (レス) @page35 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - はじめまして、2月に入りこちらの作品を見つけ、ようやく最終更新まで読み進められました…！続きを楽しみに待っています！ (2023年2月4日 2時) (レス) @page35 id: 240298aea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真紘
| 作成日時：2019年1月1日 21時
