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ギャンギャンと秀さんに噛み付く零に、咄嗟に口を挟んだのはコナンくんで。
「まだ答えてもらってないんだけどさ、どうして小五郎のおじさんを巻き込んだの?」
その言葉に、くるりとコナンくんに向き直った零は、口を開いた。
「僕は立場上、公に捜査できないし、彼を事件に巻き込めば、君は必然的に協力者になる。...そうすれば、君の本気の力が借りられるだろう?」
「買い被りすぎだよ...」
零の言葉に眉を下げて笑ったコナンくんは、直ぐに表情を切り替えてみんな、帰ろう!!?
と子供らしく笑った。
それに返事をして私と澪、秀さんも降りる準備をしてからビルから降りる。
ビルから出ると、零の体がふらりと傾きそのまま床に崩れ落ちそうになった所を、秀さんがサッと支えにはいった。
「怪我、相当深いのだろう。これは病院に行った方がいい。」
そう呟いた秀さんに、コナンくんと私も頷いた。
「Aさん!??...降谷さんとコナンくんまで!!!...その男は!!!!」
全員が名前を呼ばれてふりむけば、そこには風見さんがいて。
「風見さん!!あの...!!」
零のことを簡単に説明すれば、警察病院へと連れていくということになった。
私と澪は、それの付き添いになる為風見さんについて行き、コナンくんは秀さんの車へ乗って帰ることに決まり、コナンくんと秀さんは車の方へ歩き始める。
「秀さん!!!ありがとうございました!!!」
遠ざかる背中にそう声をかければ、片手を上げてゆるりと手を振ってくれた。
それの様子を見送ってから、零と病院に向かうべく、風見さんの用意した車へと乗り込んだ。
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るりか - ピクニックのお話のモデルの公園ひたち海浜公園ですかね…? (2022年5月28日 20時) (レス) @page19 id: e53a029b35 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 両方なおしました!ありがとうございます!! (2018年10月20日 23時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 317話に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 315話に誤字がありました。「言いずらそう」ではなく、「言いづらそう」です。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 桜さん» 遅くなりましたがあげました!!続きもよろしくお願いします!! (2018年10月20日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年10月6日 22時