315.side降谷 ページ37
呆然と立ちすくむおれに、恐る恐る声を掛けてきたのは風見だった。
「あの、降谷さん...」
「俺、どうして、こうなった、??」
「降谷さん、落ち着いて、深呼吸をしてから次の言葉を聞いてください。そして感想も。」
風見にそう言われて、深呼吸をしてから彼の言葉に耳を傾けた。
「「...なんでここにいる?しかも子供まで連れて。ここは遊び場じゃないし、簡単に来ていいところでもない。今は忙しいから無理だと連絡をいれた筈だが。」
「...そうだった。これからは外では俺を見つけても一切近づくな。3つ子も、Aも。」
「...見て分かると思うが、俺は今忙しい。早く出ていってくれないか?気が散る。」
以上の言葉です。どう思いますか??」
どうか、と聞かれたその言葉達に向ける言葉なんてただ一つだ。
「最低、だな。」
「...全て、降谷さんが奥様方に放った言葉です。」
言いづらそうに、視線を外しながらそう言った風見に、顔の血の気が引いてくるのが分かった。
「...悪い、風見。追いかけてくる。」
そう言って、返事を聞かずに走り出す。
まだ、そこまで遠くへは行っていないはずだ。
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澪を抱き上げ、透流と手を繋ぎ、透流は郁流と手を繋いでいる4人組は、警察庁からでる前で直ぐに見つけることが出来た。
「A!!!!澪、透流、郁流!!!!」
全員の名前を呼べば振り返ったのはAだけで、3つ子はビクリと肩を震わせて、澪はAの胸元に顔をうずめ、透流と郁流は互いの手をギュッと握り締めていた。
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るりか - ピクニックのお話のモデルの公園ひたち海浜公園ですかね…? (2022年5月28日 20時) (レス) @page19 id: e53a029b35 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 両方なおしました!ありがとうございます!! (2018年10月20日 23時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 317話に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 315話に誤字がありました。「言いずらそう」ではなく、「言いづらそう」です。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 桜さん» 遅くなりましたがあげました!!続きもよろしくお願いします!! (2018年10月20日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年10月6日 22時