彼が消えて早5年。今私は...8【降谷零・安室透】

314.side降谷 ページ36

「パパ...？ちがうの、あのね？？」




涙目で何かを訂正しようとしてくる澪に、そうだ！！とおれは思い出した事を口に出した。






「...そうだった。これからは外では俺を見つけても一切近づくな。3つ子も、Aも。






(訳:そうだった思い出した！！！これからは外で俺を見つけても寄ってきちゃダメだ。Aも3つ子も今危ないヤツに目をつけられてるんだ！！！そうしておかないと、命が危ない...本当は駆け寄って来てくれたら嬉しいが、お前らを傷つけたくないんだ。すまん。)」






そう口を開けば、何故か涙目からついに泣き出した3つ子達が目に映って、抱き締めたくなった。やばい。直視できない。









可愛い。でもなんで泣いているんだ？？









「...見て分かると思うが、俺は今忙しい。早く出ていってくれないか？気が散る。








(訳:泣かないで！！！！父さん頑張ってこの仕事の山片付けて、組織壊滅させるから！！今は超忙しいけど、さっさと終わらせられるように頑張るから！！！あぁ、泣くな！！どうすればいいんだ！？？！？)」









直視できず、ふい、と視線を逸らせば、ヒュッと子供たちの息を呑む音が聞こえて。









気がついたら、A渾身のフルスイングの平手打ちがバチン、と盛大に音を立てて俺の頬に直撃していた。






訳が分からず目を白黒させていると、Aは目を潤ませて爆弾を投下していった。








「もう、いい。話も聞かずにそうなるのなら、秀さんに全て託す。」









...え、何が起きたんだ？ていうか秀さん？...赤井だと！？！？？？？








赤井いいいいぃぃぃ！！！！




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勘違いを加速させていく徹夜チャレンジ更新中の降谷さん


お願い、寝てください。

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