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3つ子を抱き上げたまま、ゆっくりと歩きながら大草原へと向かった。









たどり着いたそこは、大草原と言われるだけあってかなり広い。









日陰になっている木の陰に、持参したレジャーシートを引いて、零が持っていた荷物を置く。







まだ12時になっていない為、お昼までもう少し時間がある事もあって、3つ子はハロと共にフリスビーを使って遊んでいる。







あまり離れないように言えば、私と零が見える範囲内に居てくれる為、私と零はレジャーシートに座ってのんびりとした時を過ごしていた。






「穏やかだねぇー。」





「数日前のあれは何だったんだって感じだ。」




「本当にね。あ、澪コケた。」





「...あれ、大丈夫か?」




「大丈夫だよ。怪我があれば澪のSECOM自称してる2人が連れてくるから。ほら、再開したってことは怪我は無いみたい。」




「そうか...。」





「零、うずうずしてるよ?やりたいんでしょ??混ざってくれば??」




緩やかに会話をしながらそう指摘すれば、バレた、とでも言うように零は鼻をかいた。





「ちょっと、行ってくるな。」





そう言って立ち上がった零は、3つ子の元に歩いていく。





「おとうさん!!」



「とうさん!!」




「パパ!!」







「アンっ!!!」








声を弾ませてそれぞれ零を呼ぶ3つ子とハロに、笑みが零れる。





近寄って行った零は、何やら3つ子の所へ言ってしゃがんだ。なにかを話しているみたいだ。






そして満足気な零が立ったかと思えば、突然3つ子が声を揃えた。





「ママ!!!」




「かあさん!!!」




「おかあさん!!!」





「「あーそーぼーっ!!!!」」





聞こえてきたその声に、私は思わず笑みをこぼした。そして立ち上がり一言。







「いーいーよー!!!」







私は一緒に遊ぶべく、返事を聞いてハイタッチを決めている3つ子と零に向かって歩いた。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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るりか - ピクニックのお話のモデルの公園ひたち海浜公園ですかね…? (2022年5月28日 20時) (レス) @page19 id: e53a029b35 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 両方なおしました!ありがとうございます!! (2018年10月20日 23時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 317話に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 315話に誤字がありました。「言いずらそう」ではなく、「言いづらそう」です。 (2018年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 桜さん» 遅くなりましたがあげました!!続きもよろしくお願いします!! (2018年10月20日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空良 | 作成日時:2018年10月6日 22時

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