いや違う、この本丸の主は私だ。【刀剣乱舞】

夢みたいな現実。２ ページ2

私はさっきまで何してた…？




うぅ〜ん……








とうらぶだ！！





てことは、いつの間にか寝たのか？ 私は。

いや、そうじゃなかったら何だっていうんだ。
この状況をどう説明するんだ。

夢を見てるんだ、今私は。



え〜と、夢かどうかを確かめる時は……頬をつねる！！




「いひぁぃいひぁぃ……………









うん。でっかいね」




今日も立派にお城を守ってるかい、門くん。


違くて、目が覚めてない……！？
やっぱりこの方法は嘘だったか。誰だよ！ こんな嘘まいたの！！


それにここどこだよ！
門がある以外は森だし！！ どこ見ても、森！ 森！！

外は明るいとはいえ、森は虫いるし！ 中に入ちゃえば真っ暗で怖いし、お化け出るし！！(お化け信じてる人)






こわい…

し、仕方ないか…




「す、すみませーん…誰かいらっしゃいますかー…？」





勇気を振り絞りおっきな門に声を掛ける。
門自体はボロボロでも、怖い感じでもないんだが…こう、ドォン…と目の前にあるってのが怖い。

この門絶対ギギィって鳴るよギギィって。


「はーい！ 今出まーす！」


ん？ 中からは意外と家庭的な返事が…
しかも女の子？ 可愛らしいお声が聞こえた。


ギギィと、予想した通りの音をだしながら門が開く。
ほらやっぱり。


「ようこそ見習いさん！ 我が本丸へ！！」


開ききった時、一瞬だけ光が眩し過ぎて目を瞑ってしまった。
その間に聞こえてはならない言葉が聞こえたような…


「はい？」

「ん？」

「……本丸？」

「うん、そうだよ！」

「……見習い……？」

「う、うん。そうだよ……？」


聞き覚えのある言葉を繰り返し口に出し、それが本当か確かめる。
見習いが誰のことか分からなかったので、一度周りを見てから、その後自分を指さしながら言葉に出した。


「うぅーん……




えーと、審神者、様…？｣

「うん、そうだよ！ 私はここの本丸の審神者で、なのはって言うよ！」




うん？
なのは？

まだ状況を全部理解してないのに、っていうか、この世界が夢だったとして、私が審神者じゃなくて見習いってどういうこと？
しかもその審神者様が私と同じ審神者名って、






どういうことなの？？(思考停止状態)

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