私がアイドルになるまでの物語(仮) (ページ4)

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１話ページ4

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS通称日プ女子
気づいたら２０歳になってしまった私が
これで最後にしようと受けたオーディションだった

高校を卒業して、大学には行かずバイトをしながら親には内緒でダンスと歌のレッスンに通っていたけれど
ついに正社員で仕事を探しなさいと言われてしまい、いよいよ期限が少ないことを悟った

中学生の頃お母さんに打ち明けてから数年…いくつかのオーディションを受けて落選したり、桃奈ちゃんのアンジュルム卒業だったり
色んなことがあった

そんな私は何と練習生の１０１人に選ばれたのだ……

練習生入りが決まってから準備をして、クラス分け評価の課題曲をいただき
チームメイトとの顔合わせや練習をこなして
本番の日を迎えた

参加すると言うことは両親には言えず、働く前の最後の自由だから旅行に行ってきますと言って、ごまかして合宿に参加しに来た

私ももうすぐ成人なのであまり深堀させることはなかった

昨今の流行のため、今までも歴代のオーディション番組等を見てきたが
自分が出る側になれるのが夢みたいだ

私達のチーム名はコト＆ユイ＆ナマエだ

私のチームメイト田中琴ちゃんと安藤佑唯ちゃん
チーム名はそのまんまである

田中琴ちゃんはダンスが上手くて、振り付けで悩んでいるところのアドバイスをしてくれたりした

安藤佑唯ちゃんはお父さんがボイトレの先生らしく、歌がうまくて
声の出し方のコツやテクニック等を教えてくれた

２人とも最高のチームメイトなので皆でAを取りたいしデビューしたい！！

琴ちゃん佑唯ちゃんと控え室に入る

琴「見て？映ってる」

『ホントじゃ〜！』

佑唯「A興奮して方言出てるよ！」

『だって！楽しみだから！！』

そう言いながらカメラに向かって3人でポーズを決めたり飛び跳ねたりする

佑唯「佑唯とこっちゃんは愛知県出身一緒でーす！
こっちのAちゃんは広島県出身でーす！」

琴「愛知県出身表情で皆さんを虜にする18歳田中琴です」

『琴ちゃん！全部言ってるやんっ』

佑唯「漫才」

「『それな』」

そう言って3人で笑いながらスタジオに向かう