9話 ページ10
その日、私は何故か千さんと2人でカフェにいた
昨日、大和の家から帰ろうとしていたとき千さんに捕まって
「明日、○○カフェに１０時ね」
と言われたからだ
今日は土曜日である、よかった予定入れてなくて…
『お、おはようございます！お待たせして、すいません！！』
「ふふっおはよう、僕も今来たところだよ」
１０分前にお店に入ると既に千さんは席に座って待っていた
正直意外だった、失礼だけれど千さんがあまり人に人に待たされたり待っていたりする姿が想像できなかったからだ
後々知ったのだが、千さんは３０分前から来ていて待っていたそうだ
「さっそく本題だけどAちゃん、昔ピアノとかしてなかった？」
『えっ！？』
「最初に話したときは気づかなかったんだけどね
ふと、どこかで見たことあるなって思ったのと(名字)Aってので思い出したよ
何かのコンクールで見たときにうまいし僕好みだなって思って、名前を確認してまた会いたいなって思ってたんだ」
『ま、まさかあの時代の私を知ってる人がいるなんて…』
確かに私は保育園の年中くらいにピアノを初めて小学生の頃にはコンクールにでていたりした
びっくりした、千さんがあの時代の私を知っていてくれて、更に好感的に思ってくれていたなんて…
たった１回演奏を聴いただけで名前を覚えるなんて、相当気にならないとそうそうないのではないかと思うと嬉しくもなった
『…実はピアノは小学５年生の時に軽い事故で腕をけがしてから諦めたんです
…完治してリハビリが終わるのに半年、以前のように弾けるようになるまでにまた半年
やっと元の状態に戻ったときには、もう周りのライバルに置いて行かれて実力差を感じてしまって弾けなくなりました』
「…へぇ、大変だったんだね
今はもうピアノ、弾いてないの？僕はまた君の演奏が聴きたい」
千さんはまっすぐにこちらを見て問う
『私、最近両親が亡くなって引っ越したんです、引っ越す前までは家にピアノがあって時々弾いてました…ピアノは今も好きなので』
千さんに両親の事を話したとき以前よりも苦しくない自分に驚いた、きっとこれは大和のおかげだと思う
「つらいこと話させてごめんね、Aがまだピアノを好きでいてくれて嬉しいよ」
「Aは作曲には興味ない？」
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ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます！更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (
レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか？ (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜！ (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは！気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます！外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2023年7月11日 22時
