46話 ページ47
「ねぇ、僕の妻に何か用ですか？」
凛とした声が聞こえた
『…てんちゃん？』
私は小声で声の主の名前を呼ぶ
気づいたであろうてんちゃんは私の方を向いて微笑んでくれた
「は？だれだよてめぇ！」
「僕はこの人の夫だけど」
「嘘つけ！てめぇみてぇなガキ…ひっ」
ガキと言った後てんちゃんに睨まれてびびったナンパ男は
「なっ、て、てめぇも結婚してるならそう言えや！！ぶす！！」
などと言って去って行った
誘っといてそれは見苦しいと思う…
『てんちゃん！ありがとう！』
「……」
『てんちゃん？』
「A、聞いた？あいつAのことぶすって言った」
『う、うん聞いたけど
あんな人の言うことなんて気にしないし大丈夫だよ』
「僕の世界一可愛いAに向かってぶすだなんて
身の程をわからせてあげた方がいいよね」
『て、てんちゃん落ち着いて！！』
「僕は落ち着いてるよ」
嘘だ…めちゃくちゃ目が鋭いじゃないか
変装してるとはいえアイドルがする目つきじゃない
『…私は、知らない人に言われたぶすより
てんちゃんに言われる可愛いを信じてるよ』
「っ…そこまで言われると諦めるしかなくなるでしょ」
『ふふっありがとう、助けてくれて』
「いいよ、僕もちょうどAに会いたいなって思ってたところだったし」
『そうなの？何か用事でもあった？』
「用事ってほどではないんだけど、少し顔を見たくなって
後、聞きたいこともあった」
聞きたいこと？何だろう
「Aって楽と龍とも仲がいいの？」
『え？楽と十さん！？
仲がいいってほどではないと思うけど…』
「…楽」
『あ、えっと
この前たまたま現場で会ったときに楽にそう呼んでって言われて』
「…それって、抱かれたい男特集の撮影の時？」
「あれで楽や龍と写ってたのAだよね？」
あぁ、どうして私の周りの人達はこんなに鋭いのだろうか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます！更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (
レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか？ (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜！ (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは！気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます！外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノア | 作成日時：2023年7月11日 22時
