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35話 ページ36

「最初(名字)さんて気づかなくてびっくりしたよ!」

『ですよね、私も準備終わって鏡見たときびっくりしちゃいました!』

「(名字)さんはマネージャー以外ににこういう仕事も兼任していたりするの?」

『まさか!マネージャー業以外は作曲くらいしかできないですよ!
ただ、今日はお世話になっているあの人の頼みだったので…』

「そうなんだ、でも凄く似合ってるよ!
相手が俺なのが申し訳ないくらい…」

『そんな…むしろ光栄と言うか私の方が申し訳ないですよ!!』

「そう言ってもらえると嬉しいなあ…
実はキャラと違うってよく言われるんだけど、俺あまり女性が
その、得意ではなくて緊張しちゃうんだ
だから今日の相手が(名字)さんでよかったって」

『私は素の十さん、親しみやすいなって思いました!
その、お兄ちゃんが、もしいるとしたら十さんみたいな人がいいなって…
すみません!失礼ですよね!』

「お、俺で良ければいつでもお兄ちゃんって呼んでいいからね!!」


十さん、優しいな
まだそんなに話したことがなかったけど、
少し話すだけでとても暖かい人柄が伝わってきた

十さんとの撮影は、環くんとはちがって少し大人っぽくなる
環くんは服をはだけさせるレベルだったのだが
十さんは完全に脱いだ、さすがに十さんの素の人柄を知っているとはいえ
これは、なんというかその…直視できない


「(名字)ちゃーん、もう少し龍ちゃんに寄ってみて
弄ぶように触れるのよ〜!
龍ちゃんももう少し(名字)ちゃんを引き寄せて〜色っぽくねんっ」



も、弄ぶ!?
目の前には十さんの肉体美…
とりあえず自分の思う弄ぶ感じに十さんの肌に触れる

私が触れた途端十さんがびくっとしていたのを感じて恥ずかしくなっていたら
十さんに引き寄せられた
心臓の音が聞こえる、十さんもどきどきしてるんだ…


目が合う
色っぽい瞳と唇に引き寄せられるように顔が近づいて……


「おっけ〜〜〜!!!」



彼女の一声で我にかえる

わ、私はいったい何を…
恥ずかしくて十さんを直視できなかった
こ、こんなお兄ちゃんがいたら心臓もたないよ


十さんの顔を直視できないまま
お手洗いに行ってきますと言ってそこを離れた

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ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます!更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか? (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜! (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは!気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます!外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノア | 作成日時:2023年7月11日 22時

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