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29話 ページ30

「だって僕達結婚の約束をした仲でしょ?」




そうですよね、覚えてますよね…


『てんちゃん、それ本気なの?
あの頃の私達ならともかく今のてんちゃんはアイドルなんだよ?』



「本気だよ」



「僕はアイドルである限りは絶対にファンの事を幸せにし続けると誓ってもいい
でも、ただの九条天は…七瀬天であった頃から大切にしたいと思って、幸せにしてあげたい
女の子がいるんだよ
それは今だって変わらない
ねぇ、A」



『てんちゃん…gんぐっ』



「言わないで、聞きたくない」





てんちゃんがこんなに真剣に考えていたなんて思わなかった…
子供の頃によくある年上に憧れているだけだ、なんて
軽い気持ちでいいよなんて言ってしまった自分が恥ずかしくなって
ちゃんと断らないとと思って開いた口はてんちゃんによって抑えつけられてしまった




「まだ気持ちが僕に向いてなくてもいいよ、今はね
もっとTRIGGERが上にいって、僕のファンが世界一幸せになった時
改めてAに言いたいことがあるから

覚悟しててよね」



『は、はい…』



この時のてんちゃんはかっこよくてまぶしくて
直視できなかった



その後は他愛もない話をしたり
仕事の話をしたりしながらご飯を食べた
ものすごく美味しかった






『てんちゃん、いいの?私も払うよ!』




「僕が誘ったんだし、ここは僕に払わせて
その代わりまたどこかに行こう」



『ありがとう、今度は私が出すからね!
そうだな、オムライスとのおいしいお店とか探しとくね!』



「いつまでも子供扱いしないで!」



『してないよ!私だって好きだよオムライス!
…てんちゃんが私の好きな和食料理のお店を選んでくれたの嬉しかったから』



「…そう、じゃあ次はオムライスのお店ね」



『うん、約束』



「…約束、ちゃんと守ってよね」



『絶対守ります!!』



「…じゃあ帰ろっか
外にタクシー呼んでるから、本当は送っていきたいんだけどね」


『気持ちだけで嬉しいよ、ありがとう
てんちゃん今日はごちそうさま!気をつけて帰ってね』



「うん、Aこそ変な人について行ったらだめだよ
またね」



『そんなことしないよ!
ふふっまたね!』





こうして不安もあったてんちゃんとの食事の日は終わった
もちろん無事に帰りました

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ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます!更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか? (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜! (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは!気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます!外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノア | 作成日時:2023年7月11日 22時

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