25話 ページ26
「(名字)さん、でしたよね？
少しお話できませんか？」
収録終わりに挨拶を終えて楽屋に戻ろうと思っていたら、道中にてんちゃんに話しかけられた
プロ意識の高いてんちゃんが先輩の、サブだろうとマネージャーの名前を覚えていないわけがない
あえて確認してくるのはわざとだろう…だって心なしか圧を感じる
私がてんちゃんの探してる(名字)さんじゃなかったらどうするんだ全く…
『はい、大丈夫ですよ』
努めて平静をよそおって返事をする
てんちゃんはそれを聞いて、耐性がない人がみたら卒倒するようなあざとく甘い笑みを浮かべた
「…嬉しいです」
うっ…しばらく見ないうちになんて顔をするようになったんだこの子は
訂正する、耐性があっても無理だった
『…それで、話とは？』
「明後日、僕オフなんです
(名字)さん明後日は夕方空いていますか？」
自分が誘われたことよりも、こんな誰かに聞かれてもおかしくないようなところでてんちゃんともあろう人が何を言っているんだ！と焦って周りを確認する
…よかった誰もいないみたいだ
「…やっぱりAだよね」
『っへぇっ』
急に名前を呼ばれるし、考え事なんてしてるから変な声が出た
ま、まだ誤魔化せるよね…
『すみません、急にくしゃみがでそうになって』
よし、我ながら完璧なアフターフォロー！
「ふふっ、相変わらず嘘が下手なんだね」
反論できない…
今まで散々嘘が下手だ下手だと言われてきたけどやはり私には嘘をつくのは無理そうだ
それでも……
『何の話ですか？』
「…いいよ、今は騙されていてあげる
それで明後日は空いてる？」
明後日…確か昼から私も休みだったな
『夕方から空いていますよ』
「よかった
明後日のことについて、詳細を連絡したいので良ければラビチャを教えていただけませんか？」
『九条さんと交換できるなんて光栄です、喜んで』
そして、Aで登録している仕事用のアカウントでラビチャを交換した
『それでは、九条さん本日はありがとうございました
連絡お待ちしてます』
「天」
『はい？』
「天って呼んで」
「九条さんは嫌だ、天って呼んで」
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ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます！更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (
レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか？ (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜！ (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは！気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます！外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2023年7月11日 22時
