10話 ページ11
「Aは作曲には興味ない？」
作曲、考えたこともなかった
でも楽器に係わってきた者として興味がないと言えば嘘だった
『…ないといえば嘘になります、やったことはありませんが』
私がそう答えたとき、千さんは少し嬉しそうに見えた
「そう、じゃあ僕が教えてあげる」
こうして、千さんが作曲を教えてくれることになったのだ
千さんはかなりスパルタだった(後日談)
「ところで、大和くんはAがピアノしていたこと知ってるの？」
『いえ、転入してからは弾く機会も減るだろうと思って誰にも言ってないんですよね…』
「じゃあ僕がAの初めての相手なんだね」
『千さん！言い方っ』
千さんと話すのは楽しかった、もうすぐ高校３年生だし
作曲について学べる学校も視野に入れていこうと思った
それからは千さんとラビチャも交換して、時々会って作曲について教えてもらっていた
千さんは２人組でアイドルをしていると言うことを知ったし
毎回カフェで作業をするのはまずいと言うことで、千さんの家にお邪魔することも増えた
相方の百さんにもそこで出会って仲良くなった
そんな日々をすごしながら私と大和は高校３年生になった
３年生はクラス替えがないので今年も大和とは同じクラスだ
最初に違和感を覚えたのは夏休みがあけてすぐのだった
「どうした？」
突然後ろを振り返った私に大和が心配そうに訪ねてくる
『…視線を感じた気がしたんだけど気のせいだったみたい！』
「そっか、なにかあったら言えよ？」
『うん、ありがとう』
今日だけではないのだ、最近視線を感じることが多い気がする
特に何かあったわけでもないので自意識過剰といわれたらそれまでなのだが…
もしかしたら大和のことが好きな子が私の事を疎ましく思っているかもしれない
私と仲良くなってからの大和は、以前に比べ表情も柔らかくなったしよく笑うようになったと思う
後輩っぽい女の子から呼び出されているのも何回か見たことがある
もしそうならば大和には絶対に言えない…どうか杞憂でありますように…
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ノア(プロフ) - byate959さん» コメントありがとうございます！更新が遅くて申し訳ありません、続編は準備中のためパスをかけさせていただいております。終わり次第パスを解除しますのでしばらくお待ちください。 (11月28日 11時) (
レス) id: dffda7b740 (このIDを非表示/違反報告)
byate959(プロフ) - 続編を読みたいのですが、パスがかかっていて読めないです。どうしたらいいでしょうか？ (11月21日 22時) (レス) id: d73041dad9 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - いえいえ、どういたしまして〜！ (7月26日 7時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 高梨アヤメさん» こんばんは！気づきませんでした…ご指摘いただきありがとうございます！外させていただきました (7月26日 0時) (レス) id: 42221c206d (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるので、オリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (7月25日 11時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2023年7月11日 22時
