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episode8 ページ10

放課後

カーー

カーーーー


来てしまった…自転車競技部。

な、なにを僕は怖気付いて…

偵察部隊だろ!

まさか、正体がバレるのを恐れて…


トンッ

貴方「ギャァァァァァ!!!!」

黒田「だ、大丈夫か!!?百面相してたぞ!?」

貴方「はぁはぁ、待ってよ、怖い人とかいないよね?(荒北くんとかぁぁぁ!今日絡まれて正体バレちまったけどよぉおお!!!)」

黒田「あー、お前にとって初対面はきついか?怖い人…か、いるか?葦木場」

葦木場「んーと、ってユキちゃんのそばにいつもいるじゃない」

黒田「荒北さんか?」

葦木場「そうそう、怖いよあの人」

黒田「俺には適わねぇ!」

葦木場「コロされるよ、ユキちゃんの命がぁぁぁぁ!!!」

黒田「俺は、タヒなねぇぇえって!!

もーいいだろ、入んぞ」

貴方「えぇっ、」



この後、僕の正体がバレる…ということを誰も知るはずはなかった


ガラッ

泉田「やぁ、ユキ。葦木場も。」

黒田「よお、塔一郎。」

葦木場「やっほー!」

泉田「ちょ、扉閉めてよ」

黒田「昨日行ったアイツ連れてきたんだy((」

泉田「は?何考えてんだ!ユキ!!」

黒田「こっちがは??だろ。何であいつにそんなこと言うんだよ!!」

泉田「君は知らないと思うけど・・」






ドアの前

荒北「どけ、Aチャン!」

貴方「あ、荒北さん!?」

荒北「さっきと表情違うじゃなァイ、猫被るのやめたらァー?」

貴方「か、被ってなんかっ!!」



ちょ、これはやばい…









荒北「泉田ァーーー」

泉田「はい!!」

荒北「偵察部隊捕まえたぞぉー」

泉田「や、やっぱり!!僕の思考はあってた、ほらみろ!ユキ!!アイツに近づくな!」

黒田「偵察?近づくな?ふざけんなよ、塔一郎。」





プルルル♪

貴方「やべ、今頃電話。誰だよ、って御堂筋くん…かっ!!ボソッ」

スルリと荒北さんから手を離し僕は逃げた


荒北「おい、逃げたぞ!逃げんなァ!!」

黒田「待ってください、俺が追いかけますから、ここにいて下さい…俺から聞きます。」

荒北「生意気ィ…だけどいっかあ」

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作者名:青林檎* | 作成日時:2017年3月3日 23時

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