亜人の時間 ページ4
その後カルマ、渚と別れて帰宅したA。
「ただいま〜」
「「お帰りなさい」」
Aの祖母と祖父母である。
年齢の割には元気な人たちだ。
「今日冷蔵庫の中どう〜？」
朝昼は祖母がご飯を作ってくれるため、夜ご飯はAが作ることにしている。
祖母「今日おじいさんと買い物行って来たから、いっぱいあるわよ」
「おっけー」
返事をして夕飯を作り始める。
40分後、食卓に料理が並んだ。
「ご飯にー、肉じゃがとー、ミネストローネ、コールスローサラダと、柿ね」
「「「いただきます」」」
祖母「もう少しだね」
祖父「あぁ、あの日か」
「そだね、今年もお墓参りみんなで行くでしょ？」
祖母「そうね」
Aの両親の命日のことだ。
毎年3人でお墓参りに行っている。
もう少しで両親が他界してから5年。
早かったような、短かったような、5年。
命日は、Aが自身が亜人ということを知ってから5年ということも意味していた。
「「「ごちそうさまでした」」」
ご飯の後片付けは祖父の役目。
ご飯を終えるとAはいつも通り、アウターを着る。
「んじゃ、今日も行ってくるね」
祖母「はいはい」
Aは家を出て、裏手にある畑を過ぎ、雑木林の中へと進んだ。
「クロ出てきて」
亜人が出せ、亜人にしか見えない黒い幽霊のような人型をした物体が現れた。Aはそれを、“クロ”と呼んでいる。
Aはいつかの為にほぼ毎日夕飯の後、特訓していた。
「亜人であることは、暗殺教室に生かせるかな…」
ポツリとAが呟いた。
クロ「アンサツ、キョウシツ、、」
「なんでもないよー生かすということは、亜人ということをバラす事だからねー」
そして家を出て1時間が経った頃、祖父母たちが待つ家へと帰った。
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りんご - めっちゃ面白いです！ (2021年9月15日 17時) (
レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわぶ大明神 - 久々に更新されたと思ったら…(・ω・｀)更新楽しみにまってます！ (2020年8月24日 1時) (レス) id: 2a046abf1a (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月30日 17時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
依音(プロフ) - 鈴愛さん» ありがとうございます！時間が空き次第読みに行かせて頂きます！ (2017年12月11日 20時) (レス) id: 109cc18de9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴愛 - 依音さん» いえいえ! はい…私の作品は[暗殺教室] 廃墟の学校と秘密を持つ 少女 [ホラー版] です。←続編もあります! 私の作品の続編の方のコメント欄で感想もお願いします! 返信が遅くなりすみません。 (2017年12月11日 17時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依音 | 作成日時：2017年12月8日 13時
