Nobodyknows -誰も知らない-

10 ページ10

.





広臣「へー、じゃあ俺と同じ歳なんだ」



『もっと若いかと思ってました』



広臣「まじ？笑」



剛典「そういえば、この花なんていうの？」






登坂さんとお話ししていた横から

岩田さんが私のあげた花を眺めながら聞いてくる






『その花はカランコエと言って

花言葉は幸福を祝うっという意味があります』



剛典「これ、(人1)さんからでしょ？」



『え、なんでわかったんですか？笑』



剛典「松浦さんこんなのくれないもん絶対」






確かに、あの人が買うわけないか笑






直人「岩ちゃん枯らすでしょ笑」



剛典「枯らすかもですけど、ちゃんと水やりますよ笑」



『お忙しいので枯らしても仕方ないと思います

すみません…枯れないやつ買えばよかった』



剛典「いや、嬉しいです。こんな綺麗なお花をもらって」






笑った顔が本当に可愛らしい岩田さん



それから、山下さんや佐藤さん今市さんと話したり



事務所についてや、メンバーについてをいろいろ聞かせてもらった







『これからも頑張ってください』



剛典「うん！ありがとうございます！！」



『HIROさん、ご馳走様でした

私はこれで』



HIRO「いいよいいよ！

じゃあまたね！」






お店の外で挨拶をし、私は家へ帰ることに






HIRO「あ、まって

1人じゃ危ないから…登坂送ってあげて」




広臣「あ、俺ですか」



『いや、私は1人で帰れますよ！』



HIRO「女性1人で帰らせるわけには行かないから」







この事務所は素敵な方しかいないのかな



HIROさん達は大通りの方へ向かって



取り残された私と登坂さん







広臣「じゃあ、帰ろっか」



『すみません登坂さん』



広臣「俺も帰るつもりだし

タクシー呼んでるからもうくるよ」






携帯を見ている姿さへ、絵になる






広臣「家どこ？」



『〇〇です』



広臣「じゃ、そんなに遠くないね

てかタメだから、敬語いらな笑」



『そんな、悪いです』



広臣「いいから、タメ口な

あと登坂さんも無し」






来月から同じ職場だし


そうだよね…






『じゃあ臣くんね』



広臣「それでよし」






その後は家まで送ってもらい



お別れをした






.

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す