Nobodyknows -誰も知らない-

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ジムのシャワーをこそっと浴び



急いで髪の毛を乾かす






『スッキリ…』






とりあえず、剛典くんのマネージャーが持っている資料を一通り読む



へぇ…フォトエッセイ本



イタリアか、結構遠いな



行動を頭の中に入れ、剛典くんに電話を1本入れる






Prrrrr...prrrrrr....






剛典 '' はいはーい ''



『剛典くん、おはよう

今ちょっといい？』



剛典 " いいよ〜 "



『実は明後日からのイタリア撮影

私が行くことになったの

剛典くんのマネ熱出しちゃって』



剛典 " そうなんっすね。わかりました "



『よろしくお願いします

朝は私が家まで迎えにいくね』



剛典 " OKです じゃ "






よし、確認は取れたし



海外行ってる間にできない仕事今のうち終わらせなきゃ





ーー
ー





『ん〜あと少し』



直人「頑張ってるね笑」



『直人さん、こんばんわ』



直人「何してんの笑」



『明後日から急遽岩ちゃんの撮影に同行することになって…

それまでに仕事終わらせておこうと思って』



直人「撮影って…イタリア？」



『そうです

遠いですよね…』



直人「めっちゃいいじゃーーん」



『直人さんは何してるんですか？』



直人「アパレルの確認しに少しね」






私のデスクの真反対にある、衣装部



あそこの服には直人さんがデザインした服も置いてあるらしい






『もうすぐイベントですよね？』



直人「そうそう、PKCZ®の」



『本当はそっちの裏手伝いの予定だったんですけど笑』



直人「まぁいいじゃん。

休みと思って、気楽に行ってきな」



『ありがとうございます笑』






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