Nobodyknows -誰も知らない-

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広臣 side





隆二「ねぇ、気づいてる？」



広臣「何が笑」



隆二「いま、ものすーんごくニヤケてんの」






俺が？


そう思い、手を顔に当てる


確かに口角が上へと上がっていた






隆二「臣ってそんなに鈍感だっけ？笑」



広臣「鈍感とか言われたことねーよ」



隆二「(人1)のことどう思ってんの笑」



広臣「どうって…」





そんなのマネージャーに決まってんだろ



と素直に出なかった自分に驚く






広臣「どうって…」



隆二「あ、臣…(人1)あそこで泣いてる」






いきなり俺の後ろを指指す隆二



はぁ？あいつ、会社って。なんで泣いてるだよ



勢いよく振り向くがそこは…







隆二「あははは！」






振り向いた先には、壁しかなかった



確かにここの部屋に入ってきた時には壁しかなかった


窓なんて１枚もないって分かっていた






広臣「隆二…おまえ…」



隆二「笑ったぁ笑

はい！こうゆう事！」



広臣「こうゆうこと…」






(人1)って名前が出たら過剰になる俺



…俺が？






俺が？？






いや…ありえないだろ







広臣「ありえなくね？」



隆二「久しぶりで気づかなかったんじゃないの？」








うわぁ、そっか…



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学生以来の







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恋してんのか…







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