Nobodyknows -誰も知らない-

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『えっと…

4月から三代目のチーフマネージャーとして

avex事務所マネージメント部からやってきました

中西(人1)です。


チーフマネージャーとしてはまだ未熟かも知れませんが

アーティストみなさんを全力でサポートできるよう一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします』






拍手をしてくださる所属アーティストの方々



私は再び後ろに戻り、三代目のメンバーが来るのを待っていた



まぁ、そう簡単に来ることもなく



各自それぞれメンバーの人と話しをしている




いつか来るのだろうと思いながら



私の頭の中はすでに新曲を出すことが決まっている



PV撮影の日やLIVEの日程



既にそのことで頭がいっぱい






「ーい、おーい！」



『え？』






集中しすぎると周りの声なんて聞こえはしなくなるタイプの私






『敬浩さん！お久しぶりです』



敬浩「久しぶり笑」



広臣「敬浩さんと知り合いだったの？」



『昔、私が見てた子がいろいろとお世話になってて』






ようするに、私の見ていたモデルの子とお付き合いをしていた敬浩さん



もちろん、送り迎えなどいろいろした私






敬浩「(人1)ちゃんに連絡先渡したのに全然連絡してくれないもん

俺寂しいよ〜」



『すみません。仕事以外に興味が出るものがなくて』



敬浩「相変わらず仕事一途なんだね笑

まだ、彼氏とかいるの？」



『いえ、もうそんな人は…』



広臣「こいつクリスマスの日に振られたんっすよ笑」






ケラケラと笑っている臣くん



これが普通の女の子なら、きっと臣くんは



ビンタされ、一生口も聞いてはもらえないだろう



私はそんなことはしないけど






敬浩「俺ならそんな事しないのにな〜」



『敬浩さんは、冗談がお上手ですね笑

では、メンバーも来たので失礼します』



敬浩「またかわされた笑

じゃあね〜」






ずっと変わらない、あのチャラさ



むしろ変わってなさすぎて尊敬したいくらい






広臣「やっぱモテんじゃん」






にやっと笑い、私の方に肘をつくエロザル


こいつ…キツイお仕事絶対いれるから。




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