青柳梨璃愛と後輩達 (ページ10)

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梨璃愛と冴ページ10

MAICYとエメカレのメンバーと別れて、同級生である冴が梨璃愛を部屋に送ることになった。梨璃愛はもっと話をしていたかったのか少し不服そうにしていた。
梨璃愛
「せっかく話していたのに、全く冴は空気が読めないわね」
冴
「生徒があんまり夜ふかしされても困るからな」
梨璃愛
「へえ先生してるんだねー、冴が先生なんて、ありえないと思っていたけど、意外に合ってんのかもね」
冴
「うるせえな、まあお前も今や臨時教師だけどな」
梨璃愛
「私、教えるの苦手だからなぁ、みかちゃんと違って器用じゃないしなぁ」
冴
「確かに不器用だよな、高校時代に苦労していたし」
梨璃愛
「3年間同じクラスとは腐れ縁にもほどがあるわ」
冴
「そういやそうだったな、んで出席番号も近いしな」
梨璃愛
「荒木冴に青柳だからね、」
冴
「お前はあんときは男装してたけど誰も気づかなかったよな」
梨璃愛
「冴はすぐ気づいたじゃない、話しかけて、空き教室で普通に言ってきたものね、んで3年間隠し通してきたよね」
冴
「卒業式で見事にバラしたけどな、全校放送で」
梨璃愛
「いやもういいかなって思ってね」
冴
「親に怒られたんだろ？確か校長にも」
梨璃愛
「まあね、いやはや大変だったよ、まあ今はいい思い出だよ」
と昔話に2人は花をさかせていた、冴は梨璃愛を見てため息を着いた。
冴
「帝をみたら、ああ、梨璃愛の弟かってわかったしな」
梨璃愛
「あら似てるかしら、私とみかちゃん」
冴
「突拍子もないことをするとこはそっくりだな」
梨璃愛
「突拍子もないことしてないけどなぁ」
冴
「まあいいけど、明日はどこに会いに行くんだ？」
梨璃愛
「ドロップとリプライだね」
冴
「ドロップか、まあアイツらなら、俺が案内するか、リプライは多分幸弥が来るだろな」
梨璃愛
「コスモがね、ありえるわね、帝が忙しそうだからと言ってきそうだわ。」
冴
「アイツもお前に会うの楽しみにしてたみたいだからなあ」
梨璃愛
「アイツも？そっか、みんな楽しみにしてくれたのね、ふふふ嬉しいわ。」
冴
「そりゃあそうだろうな、特待生以外は男子だし、女子がくる自体もな、珍しいからな、あと、お前意外とアイツらと仕事してるから懐かれてるんだろ。」
梨璃愛
「懐かれてると言われると犬か猫みたいだね。」
冴
「似たようなもんだろ」
そう話すと部屋に着いた。
冴
「ほら、着いたぞ」
梨璃愛
「今日はありがとう」
冴
「また、明日な、あと来てくれてありがとうな、ちゃんと休めよ？」
梨璃愛
「当然」