青柳梨璃愛と後輩達 (ページ28)

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告白ページ28

佐和が陽人と話をして、陽人は用事があるということ出ていったあと、梨璃愛が現れた。梨璃愛は用事があるということで佐和の部屋にきた、佐和は入れるか悩んだが、話ならということで招き入れた。
佐和
｢梨璃愛さん、その話というのは？｣
梨璃愛
｢佐和、雰囲気が大事だぞ、大事な雰囲気をするーっていう雰囲気がね｣
佐和
｢いや、そんな空気を出せて言われても。｣
梨璃愛
｢佐和、そういうとこだぞ、全く。まあ、その話というのはね、前に佐和が好きな人の話をしていたでしょ？｣
佐和は梨璃愛が何を言うんだろうと聞いていたが、前の相談の話を出され、顔を赤らめた。
佐和
｢いやいや、あの話は忘れてくれていいんですよ、その、相談で話すべきことじゃなかったですし｣
梨璃愛
｢いや、あれから考えたのよ、佐和の好きな人をね｣
梨璃愛の言葉に佐和はビクッとし、梨璃愛を見つめながら、尋ねた。
佐和
｢だれか分かったんですか？｣
梨璃愛
｢思いつかなかったよ、その後に冴にデート誘われて告白されて、ビックリして、忘れてたし、んでね、いろいろあって、考えたのよ。私も好きな人いたなぁって｣
梨璃愛の口から告げられた、冴の話、好きな人というワード、佐和は冴の話は知っていたが好きな人の話は知らなかったため、ビックリした。
好きな人のことを聞くか、悩みながら、聞こうとしたとき、梨璃愛は続けた。
梨璃愛
｢ずっと好きだったの、初めて会った時からね、その人のこと｣
佐和はその話を聞き、愛されているんだな、冴さんかと思っていたが、次の瞬間、梨璃愛が佐和を見つめて言った。
梨璃愛
｢私は佐和が好きなんだよ。優しいけど、自分を隠して他人に譲ってしまう不器用な佐和が好きなの、言うか悩んだんだよ、悩んだけど冴の告白をきっかけにきめたの。｣
佐和は突然の告白にビックリし、嘘かと思ったのか本当かと尋ねた。
佐和
｢本当ですか、本当に俺の事を？｣
彼は信じたかった、嘘なんて言われたら立ち直れない、彼女はそんなことする人ではない、でも、俺よりも合う人がいるんじゃないかと思ってしまっていた。
梨璃愛は勘づいたのかそれとも尋ねたことをかえしただけなのか答えた。
梨璃愛
｢嘘でこんなこと言うわけないわ、わかるでしょ？｣
真剣な目で梨璃愛は佐和を見た、佐和はこれは本当のことだとおもった。理解したら、嬉しいのか顔がにやけてしまっていたが、梨璃愛を見つめて返事をした。
佐和
｢俺も初めて会った時から梨璃愛さんのこと好きです、｣