青柳梨璃愛と後輩達 (ページ13)

今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:1,174 hit

姉弟の話ページ13

学園へ向かい、いろんなユニットや学年に授業をしたりしていて、とうとう放課後になるとリフライに会う日が来たのであった。コスモがくると思って居たが、弟である帝が現れたのだ。
帝
「姉さん、来たぞ。」
梨璃愛
「あら、みかちゃんが来てくれたのね？」
帝
「やはり俺が紹介したほうがいいからな」
梨璃愛
「そう、みかちゃんがユニットを組む時はびっくりしたわ。あのあと、いろいろあったわね」
帝
「姉さんには迷惑かけたな」
梨璃愛
「大丈夫大丈夫、その分休ませていただいたわ」
帝
「家の事も」
梨璃愛
「暗い話はしないの、大丈夫だっての、みかちゃんは昔から心配しすぎよ、全く身長ばっかり大きくなって、変わらないわね、みかちゃん気負わなくていいの、椿ちゃんだって心配してたでしょ？」
暗い顔をしてしまった、帝。
帝はメンタルが弱いのはわかっているためか、姉である梨璃愛は手を握り、励ます。
帝
「姉さんは強いな、本当は姉さんだって、泣きたい時はあっただろう？」
梨璃愛
「そりゃあ人間だからね、弟の前ではカッコつけたいのよ、お姉ちゃんは」
帝
「たまに見せてもいいぞ、なんなら、俺の胸の中で号泣するとか」
梨璃愛
「恥ずかしいから嫌よ。」
と言って、2人は微笑みあっていた。
帝
「姉さん、これから一緒にいれるんだな、姉さんはかなり人気でモテるからな。俺が守らねば」
梨璃愛
「あら、モテるなんてそんなことないわよ。ここには特待生もいるじゃない、恋愛対象になんてならないわ、だって、私よ？」
帝
「姉さんは昔からそういうのは鈍感だから、気づいていないだけだな。」
梨璃愛
「なんだか、みかちゃんに言われるのは悔しいわね」
帝
「俺はちゃんと気づくぞ」
梨璃愛
「まさか彼女ができたの？」
帝
「出来ていない」
梨璃愛
「そうなの、良かったわ。」
2人で話をしていると教室に着いた。ドアを開けようとしたが、勢いよく開き、リフライのメンバーが出てきた。
立夏
「遅かったな、帝」
帝
「姉さんと恋愛話をしていたら遅くなってしまった、すまんな」
コスモ
「梨璃愛さんの恋愛話ですか、興味がありますね、私も聞いてみたいものです。」
志朗
「俺もー、聞きたいっス、あ、梨璃愛さん、久しぶりです」
宙
「コスモさんも興味もつの珍しいですね、梨璃愛さん、お久しぶりです。」
梨璃愛
「話しません。しろくん、そらくん、久しぶりだね。」
挨拶をすませ、教室の中にみんな入って行くのだった。
次回「リフライと梨璃愛」