青柳梨璃愛と後輩達 (ページ12)

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梨璃愛とコスモページ12

何故か手を繋がれている、梨璃愛は何度も離せとは言うがコスモは話さず。笑っているだけだった。
コスモは学園に着くまでそのままでいた、もちろん、口調は敬語だった。
コスモ
「学園に着くまでは繋いでますからね、貴女方向音痴でしょう？」
梨璃愛
「な、なんで、そういうことを」
コスモ
「荒木先生から聞きました。」
梨璃愛
「いや。違うだろ。」
コスモ
「違いますよ。もちろん」
梨璃愛は元から知ってるくせにと思いつつも口には出さずにいた。
梨璃愛
「あのさ、そろそろ着くから離してくれないかな？」
コスモ
「おや、残念ですね、荒木先生に見せたかったのですが、どうやらお迎えが来たみたいですよ。」
そういうとコスモは校門を指さすと梨璃愛はその先をみた。その先には不機嫌な顔をした、荒木冴と嬉しそうな笑顔をした青柳帝と申し訳なさそうにしている立夏だった。
梨璃愛は冴の顔を見て、やばいと思い、コスモはそのまま、梨璃愛を引っ張りながら歩き出した。
梨璃愛
「コスモ、ふざけんな、離せ」
手を離す気はなく、校門前に着いた。
冴
「梨璃愛、お前、連絡しとけ、迎えに行ったんだからな」
コスモ
「一緒にきたので、いいじゃあありませんか。」
冴
「お前だから問題なんだよ。早く離したらどうだ？」
そういうとコスモは残念そうな顔をし、手を離した。
立夏が申し訳なさそうに話しかけてきた。
立夏
「梨璃愛さん、お久しぶりです。コスモがすみません、帝から聞いたらしく、コスモが勝手に迎えに行ったんですよ」
梨璃愛
「なるほどね、仕方ないわ。コスモが来るのはわかっていたし大丈夫よ。」
立夏
「そうですか、なら良かったです。」
帝
「姉ちゃん、今日の放課後に教室に来てくれ」
梨璃愛
「リフライが集まるからってことかな。」
帝
「ああ、さすがだな。期待しててくれると嬉しい」
コスモ
「あとは宙と志朗ですね。」
冴
「まあこないだゲームの収録であってんだろ？」
そう冴が思い出したように話し出した。
確かにリフライとは乙女ゲームの収録で一緒にこないだまで共演した、私がヒロインで攻略対象のメンバーだった。まさか弟と共演するとは思わなかったよね。
コスモ
「さて、私達はそろそろ行きますね。また放課後で」
帝
「また放課後だ」
立夏
「それじゃあ、また」
というと3人は挨拶して、学園向かっていた、すれ違いにコスモが耳元で一言言って去っていた。
コスモ
「冴はヤキモチです。」
意味わからん一言を言っていた、冴と学園へ向かっていた。